エマ・ヴェルデ/故事/25話 ダメになっちゃう?
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| (お腹すいたー。今日の定食はなにかな~) | |
| ご主人様ー! 1 + | |
| エマさん!?!? | |
| もう、「エマさん」じゃなくて 「エマ」ですってば 2 + | |
| お弁当を作ってきたので一緒に食べましょう、ご主人様 3 | |
| エマさん、ここでそれはまずい! 中庭に行こう! | |
| 今日のお弁当はね~、 エマ特製サンドイッチです! 5 | |
| うふふ、映画のメイドさんも作ってたやつ、真似したんだ~ 6 | |
| わあ、おいしそう…… | |
| でしょ? じゃあ、はい。 あ~ん…… 7 + | |
| え? | |
| あーん、ですよ。 ご主人様 8 | |
| あの、自分で食べられるから、大丈夫だよ? | |
| ダメです。 これもメイドさんのお仕事なんですから 9 | |
| 仕事とは違うんじゃ…… | |
| さすがにこれは、仕事とは違うんじゃ…… | |
| いーえ、大事なお仕事ですっ 10 | |
| 甘やかしというのでは…… | |
| これは、甘やかしというのでは…… | |
| そんなことないですよ~ 11 | |
| はい、おっきなお口で食べてくださいね、 あ~ん♡ 13 | |
| あ、あーん…… + | |
| ……ねえ、そんなところで何してるの? かくれんぼ? 15 | |
| か、果林さん! しー! | |
| どうしたのよ…… 16 | |
| ちょっと、エマさんが私を甘やかしすぎるから…… 練習に集中してほしくて、 放課後は隠れて見守ることにしてるんだ | |
| 何を言ってるの? 17 | |
| ごめん、私も何を言ってるのかよくわからないんだけど、 エマさん、私専属のメイドさんになってくれてるんだ。それで、 ごはんを食べさせてくれたり寝付くまで歌ってくれたりして…… | |
| あら、面白そうなことしてるのね。 エマってば、やり始めると徹底的にやるんだから 18 | |
| どうしよう、果林さん……。 私、あまりにも心地がよくて、ダメになりそう…… | |
| わかる……わかるわ! 19 + | |
| でもね、そう思ったときにはもう、抜け出せないのよ…… 20 | |
| ご主人様~、どこにいったんですか~? おやつの時間ですよ~? 21 + | |
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