エマ・ヴェルデ/故事/7話 愛おしい存在
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| あれ? エマさん、こんなところでなにしてるの? | ||
| ああ、おはよう〜。あのね、寮の後輩に用事ができちゃって 代わりに、お花の水やりをしてるの 1 | ||
| エマさんらしいね | ||
| 手伝うよ | ||
| 中庭っていっても、ここの花壇は広いもんね。 一人だと大変でしょ? 手伝うよ | ||
| ありがとう! とっても助かるよ〜 2 | ||
| お花がきれいだね | ||
| きれいに咲いてるね〜。 今度からもっとここの花壇の景色も楽しもうっと | ||
| うんうん、それがいいよ! 後輩ちゃんが頑張って育ててるの! 3 + | ||
| こうやってお花のお世話をしてるとスイスにいたころを思い出すな。 今は寮だから鉢植えのお花しか育てられないけど、 実家ではいろんなお花やハーブを育ててたんだ 4 | ||
| そうなんだ | ||
| じゃあ私、花壇の向こう側から水やりをしてくるね | ||
| うん! ふふ、あなたとこうやって二人でいると、 ソロイベントの準備のときのこと思い出しちゃうな。 あのときは相談に乗ってくれてありがとう 5 + | ||
| ……びっくりした。私もいま、同じことを考えたよ。 こうして並んで、いろいろなこと相談したね | ||
| あなたと一緒に作り上げたソロイベントで、 わたし、改めて感じたことがあったんだ 6 | ||
| え? なに? | ||
| ソロイベントに来てくれた人たちのことを、妹や弟みたいに…… って言っちゃうと少し違うけど、でも、そんな感じの 近しくて大切で、守ってあげたい相手なんだって考えたらね 7 | ||
| みんなのことがとっても愛おしくて、 なんでもしてあげたいなって思えたんだ 8 | ||
| そうしたら、ステージの上でやりたいことが 自然と浮かんできて、そのままやってみたの 9 | ||
| みんなすごく喜んでくれてたね! きっと、エマさんのそういう気持ちが届いたんだって私も思うよ | ||
| やっぱりそうだよね? そう思ってもいいよね? 10 | ||
| もちろんだよ! | ||
| これからも、応援してくれるみんなは、 わたしにとって家族みたいな存在なんだって思っていたいな 11 | ||
| 応援してくれるみんなを家族みたいな、 あったかい存在だって考えて優しく包み込む…… うん、エマさんにぴったりだね! | ||
| ふふ、こんな風に思えたのはあなたのおかげだよ。 本当に、ありがと……ね? 13 + | ||
| …… | ||
| ふふふ 14 + | ||
| えっと、エマさん? なんで私のことを撫でて……? | ||
| いや? 15 | ||
| う、ううん! いやじゃないけど! 嬉しいけど! でも恥ずかし……やっぱり嬉しいけど! | ||
| あはは。なんだろうね。 あなたの頭をなでなでしてたら安心するんだ。 もうちょっと撫でてていい? 16 | ||