エマ・ヴェルデ/故事/9話 ボランティア活動へ!
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| あのね、あなたにお願いがあるんだけど…… 1 | ||
| なに? | ||
| 次のお休みの日、日曜保育のボランティアに 行こうと思ってるんだけど、一緒に来てくれないかな? 2 | ||
| もちろんいいけど、急にどうしたの? | ||
| 寮にボランティア募集の掲示板があって、そこに載ってたの。 わたし、小さい子たちが大好きだから、一緒に遊べたらなあ って思って……あなたが付いてきてくれたら安心だし 3 | ||
| そうだったんだね | ||
| ホームシックなの? | ||
| あの……小さい子たちと遊びたいって、 もしかしてホームシックだったりする? | ||
| あ、ううん、そういうのじゃないの。 妹や弟たちとはしょっちゅうビデオチャットしてるから大丈夫♪ 昨日の夜もお話してたんだよ 4 | ||
| そう、ならよかったよ | ||
| 楽しみだな! | ||
| エマさんが小さい子たちとどんな風に遊ぶのか、 想像がつくようなつかないような……。楽しみだな! | ||
| あはは、いいところ見せなくっちゃだね♪ 5 | ||
| じゃああらためて、エマさん、日曜日はよろしくね! | ||
| こちらこそ、よろしくね! 6 | ||
| エマさんてば大人気だね! | ||
| ふふ、みんなが知ってる歌を歌ったからじゃないかな? 8 | ||
| ううん、エマさんの童謡ってすごく優しい感じがする。 それが子供達にも伝わってるんだよ | ||
| それにね、笑顔で歌ってるエマさんと 一緒に歌うのも楽しいんだよ。 さっきのドレミの歌のときは大合唱だったもんね | ||
| みんな上手でびっくりしちゃったね 9 | ||
| あ、エマさん、子供たちからリクエストがあるみたいだよ | ||
| はーい! 次はなんのお歌を歌おうか――……ってあれ? あの子、一人でいるね。どうしたんだろう? 10 | ||
| ねえ、きみ! きみもこっちにおいでよ。 一緒にお歌を歌いましょう! 11 | ||
| みんなで遊ぶと楽しいよ♪ 12 | ||
| え、ちょ、ちょっと待って……! 14 | ||
| 行っちゃったね…… | ||
| そうなんですか……。子供は子供なりにいろいろあるし、 きっとあの子もどうしたらいいのかわからなくなっちゃって いるんじゃないかな? 今はそっとして…… | ||
| だめだよ。そっとしてもらって落ち着けるようになるのは もっと大きくなってから。今は嫌がられても あの子のそばにいてあげなきゃ 15 + | ||
| あそこで見ていたのだって、本当は みんなと一緒に遊びたかったからだと思うよ。 ただ、素直になることが難しくなっちゃってるだけで…… 16 | ||
| そっか、エマさんの言う通りかも。 じゃあどこかに隠れちゃったあの子を探しにいこうよ、エマさん! | ||
| あなたならそう言ってくれるって思ってたよ。行こう! それで、みんなであの子のお友達になろうよ! 17 | ||