オモチャ屋さんパニック☆/第2話
角色 | 文字 |
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愛 | ここってオモチャで遊べるスペースまであるんだ。 いいなあ、アタシのときにもこういうの欲しかった〜 1 + |
ダイヤ | 買う前にどんなものか確かめられるというのは、 いいことですわね 2 |
愛 | いやいや、こんなたくさんあったら目移りしちゃうっしょ。 ここをお家にするー! って帰りたくなくなっちゃうよ 3 |
ダイヤ | ……ふふっ 4 + |
愛 | え、なになに? 5 |
ダイヤ | いえ、すみません。思い出し笑いですわ。 昔、ルビィが愛さんと同じように言ったことがあるのです 7 |
愛 | えー!? 愛さん、 子供の頃のルビィと同じこと言っちゃったの!? 8 |
ダイヤ | 誕生日プレゼントを選びに行ったときだったと思うのですが、 目移りして選びきれなくなってしまったルビィがそう言ったのです 9 |
ダイヤ | 「オモチャを決めるまで、ここをお家にする!」 って……ふふふっ 10 |
愛 | あはははっ! それってすっごい頭いいじゃん! 選べるまでずーっとオモチャ屋さんにいられるんだから♪ 11 |
愛 | で、どうなったの? 12 |
ダイヤ | 当然、そんなこと無理ですわ。 でも、3時間はかけて吟味していました 13 |
愛 | は〜、いいなあ、妹。愛さんも妹欲しいな〜。 ダイヤ、1日でいいからルビィ貸してよ~ 14 |
ダイヤ | ぶっぶーですわ! 1時間だって貸しませんわよ! 15 + |
愛 | あはははっ! 16 + |
花陽 | ねえねえ、ダイヤさん、愛さん! 大事なお仕事ができちゃった! 18 |
ダイヤ | どうしたんですの? 19 |
曜 | あのね、この子たちのお母さんが いなくなっちゃったの! 20 |
にこ | ちょっと! それじゃ意味が変わっちゃうわよ! 21 + |
果林 | この子たちのお母さん、前のお店に忘れ物を しちゃったんですって。それを取りに戻ろうとしたんだけど、 この子たちが、ここで遊んでいたい、って泣いちゃって…… 22 |
花陽 | それで、私たちでよければ、 お母さんが戻るまでの間、 この子たちと一緒にいますよ、って言ったの 23 |
曜 | これって、責任重大だよね……。 ちゃんとしないと! 24 + |
ダイヤ | それは本当に責任重大ですわね…… 25 |
愛 | そうだけど…… 26 |
愛 | きっと、遊んでたら一瞬で終わるんじゃない!? 28 |
ダイヤ | え!? 29 |
愛 | ここには楽しいオモチャがこーんなにあるんだし、 それで遊んでれば、お迎えなんて一瞬で来ちゃうよ! 30 |
にこ | そうね。なんてったって、 遊んでも遊びきれないくらいあるんだから! 31 |
ダイヤ | ……それもそうかもしれませんわね。 では、ここはひとつ、わたくしたちも童心に帰りましょうか 32 |
花陽 | よーし! じゃあ、かわいいお客様、 なにをして遊びましょう♪ 33 |