ストーリー/お祭り前夜
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悩んでいた歌詞もバリバリと書き上げいつもの調子に戻った千歌。 いよいよサマーフェスティバルを明日に控え、期待のボルテージが高まっていく。
角色 | 文字 |
---|---|
曜 | ワン、ツー、スリー、フォー、ここで! 0 |
千歌 | ポーズ……ッ! 出来たぁ! 2 + |
鞠莉 | ふー……。パーフェクト、なんじゃない? 4 + |
ルビィ | い、一番不安だったところ、ちゃんと出来るようになったよ~っ 5 + |
花丸 | やったずら~っ 6 |
PLAYER | みんな、タオルとドリンク持ってきたよ! どうぞ! |
千歌 | ありがと~。はぁ、つめた~い…… 7 + |
PLAYER | ダンス、すごく良かったよ! 完成度だけじゃなくて、気迫っていうか、見てるだけで心臓が わしづかみにされるみたいで……! |
千歌 | ありがとう。 そう言ってもらえると自信が湧いてくるよ~♪ 8 |
ダイヤ | まだ練習段階ですわよ 9 |
PLAYER | 分かってる。でも、練習でもこんなにすごいのに、ちゃんと ステージで観たらどうなっちゃうのか、ちょっと怖いくらい |
善子 | 本番はこんなものじゃないわよ。完成された魔の波動は、 祭りの舞台から地上を包み込み全人類を闇の眷属に、もごっ 10 + |
花丸 | はいはい。ちゃんとタオルで汗を拭くずら~ 12 + |
果南 | ダンスもばっちり仕上がってるし、これなら、 明後日の本番も自信を持って臨めそうだね 13 |
梨子 | そうね。 素敵な歌も完成したし、ね 14 |
千歌 | えへへ♪ 15 |
果南 | さて、どうする? もう1回通してやってみようか? 16 |
ダイヤ | そうですわね。 サマーフェスティバルが始まれば、 練習時間はほとんど取れないでしょうから 17 |
梨子 | となると、ちゃんと練習出来るのは、 実質今日が最後ってことかしら 18 |
千歌 | じゃあ、最後の練習時間、出来ることをしっかりやって、 本番に備えよう! 19 |
ダイヤ | では、15分後にもう1度、 最初から通してやってみましょう 20 |
PLAYER | ――――あ、今日も太鼓の音が聞こえる |
千歌 | あっちも本番に向けて最後の練習中かな。 太鼓は土日とも演奏があるから 23 |
曜 | 太鼓の音って、お腹にドンドン響いて気持ち良いよね~。 早く間近で聴きたいな♪ 24 |
鞠莉 | この音をBGMに帰るのも、今日がラストかしら? ちょっぴり寂しいわね 25 |
善子 | 家に帰っても聞こえるでしょ? 26 |
花丸 | 分かってないずら、善子ちゃん。 季節と共に流れゆく時間に哀愁を感じるのも、日本人の心ずら 27 |
善子 | ドヤ顔で言われるとなんか腹立つ 28 |
ルビィ | ルビィもそれ、分かるかも。サマーフェスティバルは もちろん楽しみだけど、準備もすごく楽しかったから、 それが終わっちゃうって思うと…… 29 |
果南 | 始まる前が一番楽しい、なんて言うこともあるしね 30 |
梨子 | 最初にサマーフェスティバルの話を聞いたのが、 つい昨日のことみたい。 ほんと、あっという間に時間が過ぎちゃったね 31 |
ダイヤ | さぁみなさん、明日はいよいよ本番です。 今夜は早く寝て、しっかり英気を養ってください! 32 |
PLAYER | (えーっと、料理販売は10時からで、 それぞれ交代でお祭りを回って……) |
PLAYER | (あー、早く寝ないといけないのに 目が冴えてしょうがない……!) |
PLAYER | え? は、はい。 どうぞ…… |
PLAYER | (こんな時間に、誰だろう?) |
千歌 | こんばんは~ 37 |
PLAYER | 千歌ちゃん! どうしたの? |
千歌 | えへへ、明日のこと考えたらドキドキして眠れなくて…… あ、ごめん。もしかして寝るところだったかな…… 38 |
PLAYER | ううん、実は私もまだ眠くないんだ。 むしろ徹夜しちゃうんじゃないかって心配なくらい |
千歌 | あはは! ねぇ、それならちょっとお話しない? 39 |
PLAYER | いいよ。もちろん |
千歌 | やった~♪ お邪魔しまーす♪ 40 |
PLAYER | 千歌ちゃんの家なんだから気にすることないのに |
千歌 | ここは私の家であって私の家ではないのです! 41 |
PLAYER | ああ、それもそうか。客室だもんね |
PLAYER | ……ライブ、楽しみだね |
千歌 | うん! ライブだけじゃない、サマーフェスティバルの全部が きっと楽しくて素敵なものになるよ 42 |
PLAYER | そうだね。私も、そんな予感がする |
千歌 | 曲のこと、相談に乗ってくれてありがとう。 あなたがいてくれたから、あの曲は完成したんだよ 43 |
PLAYER | ええ? 私は全然大したことはしてないよ……。 お祭りについて言ったことも、Aqoursと一緒に準備に 参加させてもらえたから言えたことだし |
千歌 | うん。でも、やっぱりあなたがいなかったら、最後の、 完成の形には出来なかったと思う 44 |
千歌 | もしあなたがいなくても、それはそれで別の形になったのかも しれないけど……私は、あなたがいて出来たあの曲が、 すごく良いって思うから 45 |
千歌 | だから、ありがとう! 46 |
PLAYER | (千歌ちゃんが言ったように、人と人が巡り合って、 新しい何かが生まれる。それはお祭りだけじゃなくて、 きっとスクールアイドルもそうなんだ) |
PLAYER | (私がいたから出来たと千歌ちゃんは言ってくれた。 サマーフェスティバルを彩る最後のピースは、 私とAqoursが出会って完成した) |
PLAYER | (サマーフェスティバルの準備をAqoursがしていたこと。 そこで歌う曲を作っている最中だったこと。 そんな時に、私が『ここ』に来たこと……) |
PLAYER | (それはきっと、ううん、絶対に……意味のあることなんだ。 スクールアイドルを繋ぐ輪に、私も入れたってことかも しれない) |
PLAYER | 私こそ……ありがとう。Aqoursの曲に関われて良かった。 本番、絶対成功させよう! 最後まで全力でサポートするよ! |
千歌 | うん、よろしくね! サマーフェスティバルもライブも、一緒にやり遂げよう! 47 |