ストーリー/海辺の出会い
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完全に無計画で沼津まで来てしまったあなた。浦の星女学院の生徒にAqoursの行方を尋ねるもわからないと言われて意気消沈。 せっかく来たならせめて海を見ていきなよと言われて行った先に……。
角色 | 文字 |
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PLAYER | 海だ~! 綺麗! 富士山もおっきい! |
PLAYER | 写真撮ろう! いっぱい撮って、虹ヶ咲のみんなに見せるんだ~♪ カメラカメラ…… |
PLAYER | (青い空、青い海、緑の木々。 同じ海辺の町でも、私が住んでるところとは全然雰囲気が違う) |
PLAYER | Aqoursは毎日この景色を見られるのか~。 これだけ解放感のある場所なら、 曲のインスピレーションだってどんどん浮かんできそう! |
PLAYER | ……ん? |
PLAYER | (浜辺に誰かいる。 観光客? それとも地元の人かな) |
PLAYER | (でも、海の方を向いたまま全然動かないし、 それに何だか思いつめたような顔して……) |
PLAYER | !!! ま、まさかっ! だ、だめー! 待ってー!! |
??? | きゃあーっ! え? え!? 何!? 6 + |
PLAYER | 早まっちゃだめです! 私でよければ話聞きますから……! |
??? | ?? 7 |
??? | ええっと、何か勘違いしているようだけど、 私は海を見ていただけですよ……? 8 |
PLAYER | えっ。あ、そ……そうなんですか……? よかった……すみません、勝手に騒いで…… |
??? | いいえ。私こそ、何かごめんなさい…… 9 |
PLAYER | ……あれ? |
PLAYER | あ、ああっ、あなたは……梨子さん! Aqoursの桜内梨子さん! ですよね!? |
梨子 | え!? は、はい。そうですけど…… 10 |
PLAYER | うわああっ! |
PLAYER | ほ、本物! 本当に海にAqoursがいた! 信じられない! あ、握手してください!! |
梨子 | 握手!? わ、私でよければ…… 12 |
PLAYER | ありがとうございます! |
梨子 | いえ、こちらこそ……というか、 そんなにかしこまらなくていいよ? 話し方も、もっとくだけた感じで…… 13 |
PLAYER | そ、そう、ですか? |
PLAYER | じゃあ……あのっ、私、Aqoursに会いに東京から来たんです! あっ、じゃなくて、来たんだ! |
梨子 | 私達に? 東京から? 14 |
PLAYER | うん。 μ'sとAqoursの合同ライブを観て、どうしても会いたくて…… |
PLAYER | さっき浦の星女学院に行ってみたら、今日は来ていないけど、 海に行けばもしかしたら会えるかもしれないって言われて |
梨子 | ああ、それでさっき、本当に海にいた、って言ったのね 15 |
梨子 | あのライブ、観に来てくれていたのね。ありがとう。 こうして会いにまで来てくれるなんて、とっても嬉しい 16 |
PLAYER | 本当に感動しちゃって…… 私、あのライブでスクールアイドルに興味を持ったんだ! |
PLAYER | それで、今、自分が通う学校の スクールアイドル同好会に所属してて…… |
梨子 | そうなの? じゃあ、あなたもスクールアイドルなのね 17 |
PLAYER | いえ、えーと、それはちょっと違うというか、 私は他のみんなのスクールアイドル活動をサポートをしてるの |
PLAYER | みんなをもっとしっかりサポート出来るようになるためにも、 Aqoursに色々お話を聞いて勉強したいんだ |
PLAYER | ねぇ、いつもどんな練習をしてるの? 曲を書くのは誰? |
PLAYER | ライブの時、どんな心構えでステージに上がるの? |
梨子 | ちょ、ちょっと待って! いきなりそんなに聞かれても……! 18 + |
PLAYER | あっ、ごめんなさい…… |
梨子 | 私達への質問なら、 なるべくメンバーが揃ってる時の方がいいかもしれないわ。 個別に聞いて回るのは大変でしょ? 19 |
PLAYER | でも、今日は……そうだ、サマーフェスティバル? の準備をしてるって聞いたけど |
梨子 | うん。 最近はずっと遅くまで作業してたから、 今日は休養日にしようってことになったの 20 |
PLAYER | そうだったんだ。 じゃあ、今日メンバー全員に会うのは無理かな。 休養日ならゆっくりしてるんだろうし…… |
梨子 | どうかなぁ? お休みだからって、素直に大人しくしてるとは限らないと思うよ。 ……特に今の状況だとね…… 21 |
PLAYER | (今の状況……?) |
梨子 | ……あ、そうだ。千歌ちゃんになら今日会えるかも。 千歌ちゃんの家、私の家の隣なの。 今から行ってみる? 22 + |
PLAYER | いいの!? |
梨子 | もちろん 23 |
PLAYER | やったぁ! お願いします! |
梨子 | じゃあ、行きましょうか 24 |
PLAYER | うん! |
PLAYER | ……そういえば、梨子ちゃん、海を見ている時、 何だか思いつめたような顔をしてたけど…… 何か、悩んでいることがあるの? |
梨子 | え? 26 |
PLAYER | いきなりこんなこと聞いてごめんね。 けど、最初に見た時からずっと気になってて…… もしかして、『今の状況』、あまり良くないとか……? |
梨子 | 勘違いさせちゃったくらいだから相当だったんだとは思うけど、 私、そんなに分かりやすい顔をしてたかしら? 27 |
PLAYER | うっ、それは…… |
梨子 | うふふっ、ごめんなさい。 そうね、実はちょっと悩んでることがあるの。 サマーフェスティバルの曲のことで…… 28 |
PLAYER | 曲? ああ、そういえばサマーフェスティバルでライブをやるんだよね? もしかして、新曲を歌うの? |
梨子 | ううん、作曲はまだ。今は歌詞を作ってるところよ。 あ、作詞は千歌ちゃんで、 作曲は私が担当してるんだけど 29 + |
PLAYER | (Aqoursの新曲!しかも現在進行形で制作中! もしかして私、これ以上無いくらいのベストタイミングで 沼津に来たのかも……!) |
梨子 | ちょっと制作が行き詰っちゃってるの。 私もアイデア出しに協力しているんだけど…… なかなか進まなくて 30 |
梨子 | だから、モヤモヤした気持ちを一度すっきりさせたくて、 ここに来たの 31 |
PLAYER | 海を見ると、リセットされるの? |
梨子 | 私は、ね。前にも曲作りで……というより、 ピアノのことで悩んでいた時も、 海の音を聴いて心が晴れたから 32 |
PLAYER | そうなんだ…… |
梨子 | だから、もう一度海に心の雲を晴らしてもらって、 すっきりした気持ちで改めて曲に向き合おうと…… ごめん、変なこと言ってるかしら 33 |
PLAYER | いいえ。そういう気持ちで曲を作ってるんだね。 Aqoursの曲の秘密を垣間見たようで胸がドキドキしてる! |
梨子 | いや、いつもいつも海を見てるわけじゃないからね? たまにだから! 今日は特別だよ! 34 + |