ストーリー/解けゆくもの
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スクールアイドルが大好きな人たちに話を聞いているあなた。美里に聞いた愛の話は知らないことばかりだった。左月・右月から栞子への熱い思いを聞いた帰り、たまたませつ菜に出会って……?
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| 左月さん、右月さんの話も熱かったな。 あれを聞いたら栞子ちゃん顔真っ赤にしそう……。 早く帰ってメモの整理をしようっと | |
| ん? あれって…… | |
| せつ菜ちゃん! | |
| あ、こんにちは。 こんな所で出会うなんて奇遇ですね 3 + | |
| うん、買い物? | |
| ふふ、実はこれから母とデートなんです 4 + | |
| そうなんだ、どこに行くの? | |
| 映画です。 今日は仕事が早く終わるというので、 一緒に行こうということになりまして 5 | |
| そうなんだ。 お母さんとデートなんていいね | |
| はい! 6 + | |
| 実は…… 今日観るのは、私が大好きな戦隊ヒーローの映画なんですよ 7 | |
| え、それって…… | |
| えへへ。 今、両親に私の好きなことの話をしているんです 8 + | |
| 私が本当は、スクールアイドルが大好きで、 アニメや小説や漫画が大好きで、 お友達もお母さんもお父さんも大好きだ、ってことを 10 | |
| そうなんだ…… | |
| 私のライブの動画も見てくれました。 それで、スクールアイドル活動も応援してもらえて…… 11 | |
| すごい! よかったね! | |
| はい! ふふ、本当はもっと全力で大好きを伝えたいんですが、 両親をびっくりさせないように、まだちょっと我慢です 12 + | |
| あはは。 せつ菜ちゃんの全力はすごいもんね | |
| でも、よかった。 ご両親とちゃんと話せて…… | |
| あなたのおかげです…… あなたが背中を押してくれたからなんです 13 | |
| 私、こんなすてきな時間の過ごし方ができるとは 思ってもみませんでした 14 | |
| 大好きな母と大好きな映画を観に行けるようになるなんて…… 15 | |
| せつ菜ちゃん…… | |
| 私は、「優木せつ菜」を守るために、 周りに嘘をついて、親にとってのいい子の仮面をかぶってきました 16 | |
| もちろん、生徒会長だって自分でやると決めたことで、 嫌々だったわけではありません 17 | |
| でも、本当の本当に それが大好きと言えるかと聞かれたら…… 答えられなかったと思います 18 | |
| それに、自分では隠していたつもりでも、 栞子さんには最初から見抜かれていましたから 19 | |
| 私、本当は自分が思っていたほど器用じゃないんです。 ひとつのことしかできないんですよ…… 20 | |
| だから、限界が来る前に、 ちゃんと自分の大好きと向かい合うことができてよかったです! 21 | |
| せつ菜ちゃんが、一歩を踏み出したからだよ | |
| ふふ、ですからそれは、あなたのおかげですよ 22 + | |
| 私、とっても自由な気持ちです。 自分にも両親にも周りにも、 しっかり向き合うことができましたから 24 | |
| 今の自分のことが大好きです! 25 | |
| ひとつのことをとことん全力でやり抜く自信があります。 それは誰にも負けません 26 | |
| 「大好き」を世界中に溢れさせるスクールアイドルに、 絶対になってみせます! 27 | |
| せつ菜ちゃんなら絶対になれるよ。応援させて! | |
| それはこちらからお願いしたいです! そもそも、あなたがいなければ今の私はいないんですから 28 | |
| あなたは私にとっての救世主、英雄、ヒーローです! 29 | |
| あっ! ヒーローって言えば、映画の時間は大丈夫? | |
| え? 30 | |
| ああっ! 待ち合わせ時間が迫ってました! 32 | |
| す、すみません! なんだか気分が盛り上がってしまって恥ずかしいことを…… 33 + | |
| いや、別にいつものせつ菜ちゃんだったよ? | |
| そ、そうですか…… 34 | |
| ふふっ。やっぱりこれが私ですね! 35 + | |
| では、また! 36 | |
| うん、映画楽しんでね! | |
| はい! 37 + |