ストーリー/Aqoursの謎
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海辺にたたずむ梨子と出会ったあなた。Aqoursの秘密を知りたくてここまで来たと話すと、快く千歌のところに案内してくれる。千歌の家には曜もいてサマーフェスティバルの相談をしていた。
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| ここが千歌ちゃんの家よ 1 + | |
| ここ……旅館? | |
| 高海千歌さんの家って旅館なの!? すごーいっ! | |
| 梨子ちゃーんっ!! 3 | |
| わっ! | |
| 千歌ちゃん! 6 + | |
| 梨子ちゃ~ん、ちょうどいいところに! 今、梨子ちゃんに会いに行こうと思ってたところなんだよ 7 + | |
| 私に? 何かあったの? 8 | |
| うん! サマーフェスティバルの曲のことでね、 新しいアイディアが―――― 9 + | |
| あれ? あなたは…… 10 | |
| あっ、あの、私…… | |
| もしかして、お客様!? し、失礼いたしました~っ! ええっと、あの……ご予約はされてますか? 11 + | |
| してないです、というか、宿泊に来たわけではなくてっ | |
| 千歌ちゃん、この子、 Aqoursに会いに東京から来てくれたんですって 12 | |
| えっ、Aqoursに? 13 | |
| はい! ぜひみなさんとお話ししたくて来ました | |
| そうなの!? うわ~! 嬉しいなぁ♪ わざわざ私達を訪ねてきてくれるなんて! いいよ~、いっぱい話そう! 入って入って! 14 | |
| お、お邪魔しますっ | |
| ここが私の部屋だよ! ただいま~ 17 + | |
| おっかえり~。 あ、梨子ちゃんにちゃんと会えたんだね 18 | |
| こんにちは。 曜ちゃんも来てたのね 19 | |
| 梨子ちゃん、ちょうど家の前に来てて、すぐ会えたんだよ! 20 | |
| よかったね。 いや~、実は千歌ちゃんが出て行ったあと、 電話で呼んだ方が確実なんじゃないかなって思ったんだけど 21 | |
| 千歌ちゃん、携帯部屋に置いて行っちゃったし……あれ? その子は? 22 + | |
| あ、この子はね、 私達に会いにわざわざ東京から来てくれたんだよ! お話しようと思って部屋に呼んだの! 23 | |
| 初めまして。 よろしくお願いします! | |
| よろしくね♪ っていうか、いいよ、そんなカチコチにならなくて 25 | |
| そうだよ~。多分、歳も私達とそんなに変わらないよね? 高校生? 26 | |
| はい。高校2年生です | |
| 同い年じゃん! じゃあ、敬語無しで普通に喋ろうよ。ようこそ内浦へ♪ とりあえずおせんべいどうぞ~♪ 27 | |
| へえ~、それではるばる内浦まで来てくれたんだね。 大変だったでしょ、ここまで 28 | |
| ううん。 Aqoursに会える期待に、ずっと胸を膨らませてたから、 全然平気だよ | |
| そこまで言われると、すごく照れ臭いというか、 気恥ずかしいわね…… 29 | |
| ねぇねぇ、あなたが通ってるっていう虹ヶ咲学園って、 この前東京で開催されたスクールアイドルのイベントで 優勝した子の学校だよね? 30 | |
| えっ、うちの学校を知ってるの!? | |
| 知ってるよ~! 出場してた子、みんなすっごく個性的で魅力的で、 私、ずっと最後まで目が離せなかったの! 31 | |
| 出てた子みんな面白かったよね! それに歌もダンスもハイレベルだったし! 32 | |
| こう言ったら気を悪くするかもしれないけど…… 今までほとんど聞いたことがなかった学校だったから、 まさに彗星の如く現れたって感じだったわ 33 | |
| そうなんだ。うん、聞いたことがないのは当然だと思う。 本格的に活動し始めてからまだ日が浅いし…… | |
| でも、Aqoursにそう言ってもらえるなんて嬉しいなぁ。 きっと虹ヶ咲のみんなも喜ぶよ | |
| えへへっ♪ 34 | |
| 私は……μ'sとAqoursの合同ライブを観て、 スクールアイドルの世界に飛び込んだ | |
| あのライブで感じた熱が、今でも私の胸に残ってる | |
| 私だけじゃない、あの会場にいた 全ての人の心が熱く燃えたと思うんだ | |
| それを引き起こしたみんなの魅力の秘密を、 どうしても知りたい | |
| 教えてくれないかな? どうしてAqoursは…… あんなに魅力的なパフォーマンスが出来るの? | |
| 私達の魅力……それは…… 35 + | |
| それは……? | |
| …………何だろ? 36 | |
| え? | |
| Aqoursの良い所、ってこと? 38 | |
| いや、単に長所というよりもっとこう…… 人の心に訴える部分、みたいな感じかしら……? 39 | |
| 改めて考えてみると分かんないもんだね! 40 | |
| わ、分からない? | |
| 多分、私達もそれを探してるんだと思う 41 | |
| 最初はね、μ'sに憧れてスクールアイドルになったの。 宝石みたいにキラッキラに輝いてて、 私もああなりたいって思ったんだ 42 | |
| でも、だからってμ'sの真似をするのは違うって気付いた。 じゃあ、私達らしく輝くにはどうすればいいのか、 いつも考えてるの 43 | |
| サマーフェスティバルへの参加も、それが理由なのよね 44 | |
| うん。地域を盛り上げたい気持ちはもちろんあるけど、 他の誰とも違う、 私達だけの輝きを見つけるヒントになるかもしれないねって 45 | |
| 自分達だけの、輝き……? | |
| (それは、個性っていうわけでは……多分ないよね。 あのAqoursが、そんな想いを胸に抱えていたなんて……) | |
| (『輝き』か……。私には、はっきりとは分からないけど…… 多分、大事なことなんだよね) | |
| (私達にも、もしかして重要なことなのかな? 『自分達だけの輝き』を探すって……) |