スペシャルスイーツを召し上がれ♡/第1話
角色 | 文字 |
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せつ菜 | それは大変ですね。はい、なるほどそういうことなら任せてください、 困ったときはお互い様じゃないですか、 遥さんにお大事にとお伝えください 1 + |
歩夢 | どうしたの、電話の相手って彼方さん? 2 |
せつ菜 | はい、遥さんが風邪を引いてしまったので、 本日は学校を休むそうです 3 + |
歩夢 | そうなんだ。早くよくなるといいね 4 |
せつ菜 | 遥さんのために、 特製のおかゆを作るんだと張り切っていましたよ 5 |
歩夢 | ライフデザイン学科の特待生なんだもん、 ただのおかゆも彼方さんにかかれば、きっとほっぺたが 落ちそうなくらいおいしくなっちゃうんだろうな 6 + |
せつ菜 | 想像しただけで、お腹が空いてしまいますね 7 + |
歩夢 | あはは、本当だね。……あれ? 8 + |
せつ菜 | どうかしましたか? 9 |
歩夢 | 今日って、ライフデザイン学科のスイーツ発表会じゃなかった? 10 |
歩夢 | 一般のお客さんを招いて行われる本格的なのだから、 頑張らなきゃって言ってたような気がするんだけど 11 |
せつ菜 | はい、その通りです。 今日のために部活の合間を縫ってレシピを考えていたみたいですし 12 + |
歩夢 | そっか、残念だね。 ところで、任せてくださいって言ってたけど、なにか頼まれたの? 13 + |
せつ菜 | ええ、彼方さんの代わりに、 私が発表会に参加することにしたんです 14 + |
せつ菜 | せっかくレシピや材料を用意したのに、 使わないのはもったいないですから 15 + |
歩夢 | えっ……せ、せつ菜ちゃんが!? 17 + |
せつ菜 | はい! 18 + |
歩夢 | え? いや、あの……学科が違うのに、 そんなことできるの? 19 + |
せつ菜 | 申請をすれば可能なんですよ 20 |
歩夢 | そ、そうなんだ…… 21 |
せつ菜 | 参加する以上、ベストを尽くします! 22 + |
歩夢 | えっと……それって私も参加できるかな? せつ菜ちゃんの見張り……じゃなくて お手伝いをしたいんだけど 23 + |
せつ菜 | 本当ですか!? 心強いです! 24 + |
歩夢 | うん……せつ菜ちゃんが出るなら、 放っておけないかなって 25 + |
せつ菜 | ありがとうございます! 立派に彼方さんの代わりを勤め上げましょう! えいえいおーです! 26 |
歩夢 | お、おー! 27 |