スペシャルスイーツを召し上がれ♡/第7話
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| せつ菜ちゃん、そのケーキ……どこから? 1 + | |
| え? 用意していた分が足りなくなりそうだったので、 歩夢さんの休憩中に作ったんです。彼方さんのレシピにアレンジを 加えたスペシャルせつ菜ケーキですよ♪ 2 + | |
| 大好きな気持ちをいーっぱい詰め込んだ特別製なんです。 すごく上手に表現できたと思うんですけど…… 3 + | |
| 表現……とは…… 4 | |
| うぅぅ~…… 5 | |
| ルビィちゃん、大丈夫? 6 | |
| あ、あまり大丈夫じゃないです…… 7 | |
| 顔面蒼白やね…… 8 | |
| あ、あの……なにか問題がありましたか? 9 | |
| あ、せつ菜ちゃん! お客さん並んできちゃってるよ! そっちのスイーツを出してもらえるかな? 10 + | |
| え? あ、はい、わかりました 11 + | |
| みんな、ゴメン…… まさか、せつ菜ちゃんが スイーツを一人だけで作っちゃうとは思ってなくて…… 12 + | |
| ねえ、歩夢、まさか…… 13 | |
| ええと……せつ菜ちゃんって、 なんというか…… お料理に対しては独創的なセンスを持っていて…… 14 + | |
| 独創的? 15 | |
| その、発想が自由というか…… レシピに囚われない姿勢というか…… 16 + | |
| 確かに、見た目もなんと言うか…… 個性的と言うかアーティスティックだったわね…… 17 | |
| でも、他のお客さんに出してるケーキは好評みたいやん? だからそこまで苦手ってこともないんじゃない? 18 | |
| それは、その……。 実は、せつ菜ちゃんには内緒で 私が味だけは手を加えていまして…… 19 + | |
| そうだったんだ……。お疲れさまだったね、歩夢ちゃん 20 | |
| まあ、せつ菜ちゃんスペシャルは あれ一個しかないみたいだし安心しなよ。 ルビィちゃんの尊い犠牲で我々は災難を免れた! 21 | |
| 尊い犠牲って言わないで! 22 + | |
| ご、ごめんね、ルビィちゃん。 こっちのはお客さんに出してるやつだからおいしいと思うよ 23 + | |
| 明らかにさっきのとは別物やね。 いただきます 24 | |
| ええ、とてもおいしそうだわ。 いただきます 25 | |
| ピ、ピギィっ!! 26 | |
| ル、ルビィちゃん!? 27 | |
| ほっぺた落ちちゃいそうなくらい美味しいです~♪ 29 | |
| あ、みんな素敵な笑顔ですね。 張り切って作った甲斐があります 30 | |
| あはは…… 31 | |
| なーんだ。 さっきの占いは吊るし人のいい方の意味だったみたいだね 32 | |
| みんなのために尽くそうと思う気持ちが、 良い結果や状況を作り出すこと……。 あれは、歩夢ちゃんのことだったんだね 33 |