ミア・テイラー/故事/4話 好きを語る顔
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| いきなり自習になるとは思わなかったな。 でもいいや、今のうちに図書室で音楽史の本を……あれ? | |
| ミアちゃん!? | |
| え? ベイビーちゃん? 1 | |
| どうしたのさ、今は授業中だよ? 2 | |
| 私は自習になったから図書室に行くところ。 ミアちゃんも自習? | |
| えー、まあ、自主的にね…… 3 | |
| ? 自主的な自習って……それはさぼり? | |
| ああもう! なんで見つかるかな~ 4 | |
| さぼりはダメだよ? | |
| 体育はべつにいいでしょ。マラソンとか意味わかんないし 5 | |
| マラソンなんだ……。 まあ、マラソンは辛いから気持ちはわかるよ。でもダメ | |
| あのさあ! そもそもボク、ステイツでハイスクールを卒業してるんだ。 だからここで勉強することなんかないんだよ 6 | |
| それがマラソンなら尚更だよ 7 | |
| ん~~~……卒業してるって言われると、 ミアちゃんのいう通りなのかなあ…… | |
| そうそう。ボクのいう通り。 それにさ、ボクだって単に体を動かすようなことじゃなくて、 もっと頭を使う戦略的な授業なら受けるさ 8 | |
| 体育の授業で戦略的? そんなのあるかな? | |
| これだからベイビーちゃんは……。 知力戦略技術力、あらゆるものが必要なスポーツだってあるだろ? 9 + | |
| そう、ベースボールだ…… 10 | |
| ベースボール…… | |
| 相手のデータを徹底的に分析して丸裸にする。 それをもとに勝利へのシナリオを描くんだよ 12 | |
| こんなに胸躍るゲームはないよね。 最高の組み立てをすれば、素晴らしいゲーム展開になるんだ 13 | |
| ただ、勝利の女神は気まぐれだ。 いくら用意をしたところで、思わぬ局面はいくらでも現れる 14 | |
| それをプレイヤーひとりひとりの底力で覆すんだ 15 | |
| そういうときに生まれるスーパープレイは 後世まで語り継がれるんだよ! レジェンドになるんだ! 16 | |
| キミ、NYCにあるスタジアムのミュージアムを見たことある? あそこにはレジェンドが詰まってる! 17 | |
| 楽しそうだね | |
| あはは、ミアちゃん楽しそうだね | |
| はあ!? これは楽しそうとかじゃなくて…… ベイビーちゃんに教えてあげてるだけだよ! 18 | |
| 興奮してるね | |
| あはは、ミアちゃん興奮してるね | |
| べ、別に興奮なんてしてないから! 変なこと言わないで! 19 | |
| 生き生きした顔が見れて嬉しい! もっと教えてほしいな! | |
| ベースボール……興味ある? ならもっと話してあげるよ! 20 + | |
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