ミア・テイラー/故事/6話 ボクがボクであるための歌
角色 | 文字 |
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ミア | はあ…… 1 |
ミア | なーんか、ベイビーちゃんには毒気を抜かれちゃうんだよな…… 2 |
ミア | ボク、宣戦布告だってしたのに、 そういうの全然気にしてくれない。 それに…… 3 |
ミア | 「すごく楽しそうで……自由だった」か…… 4 |
ミア | 簡単に言ってくれるじゃん 5 |
ミア | ……でも、ほんとは簡単なことなのかな。 完璧がいいけど、そうじゃなくても ……歌っていいのかな 6 |
ミア | うまくいかなくても、やってるだけで楽しい…… ボクもそう思えるのかな 7 |
ミア | ……うまくいかなかったもの。 世に出してないのに消せなかった、 ボクが初めて作ったメロディ…… 8 |
ミア | 全然下手くそで、歌詞もない。でも、ずっと消せなかった。 歌えなくなったボクを救ってくれたんだ、このメロディが…… 9 |
ミア | これを作ったことで、ボクは別の光を見つけることができた 10 |
ミア | ボクのいろんなものがごちゃ混ぜになったブラックボックス 11 |
ミア | これを今、作り直したら…… 12 |
ミア | ねえ、ちょっと今いい? 13 |
Player | 大丈夫だよ。どうかした? あ、練習メニューのことかな? この間言ってたリストは…… |
ミア | ボク、歌おうかと思って 14 |
Player | え!? |
Player | 歌うって、え!? えっと…… |
ミア | 驚きすぎだろ 15 |
ミア | 歌うよ。歌いたいから。 完璧じゃなくても、ベイビーちゃん相手ならいいかな、って 17 |
ミア | ほら、ベイビーちゃんはボクに 無様なゲームプレイを見せてくれたろ? 18 |
ミア | うまくいかなくても楽しいって言ってたの、 ボクも試してみようかな、なんて…… 19 |
Player | ミアちゃん!!! |
ミア | うわっ!? ちょっと! 苦しい!! 21 |
Player | 私、すごい嬉しい!! ずっとずっとミアちゃんの歌が聞きたいと思ってたから!! |
ミア | ふふっ。じゃあ離してよ。これじゃ歌えないだろ。 ボクの歌、聞けないよ? 22 |
Player | 離します!! |
ミア | あははっ、OK! じゃあ、聞いて! 23 + |
最高だよ!!! | |
Player | 最高!! 最高だよ、ミアちゃん!!! |
ミア | ちょっ……だから苦しいってばーー! もう! 今日だけだぞ! 25 |
感動して声が出ない | |
Player | すっ、すごっ……! ごめん! 感動して声が出ない! |
ミア | あははははっ、なら声が出るようになるまで噛みしめてよ。 待ってるからさ 26 + |
Player | ……はあ。もう、ほんと……すごかった……。 ミアちゃんの歌、大好きだよ! |
ミア | 悪くない感想だね。ボクも、楽しかったよ…… 27 |
Player | 前も言ったけど、自由で楽しそう。 これから始まる冒険にワクワクが止まらない感じ! |
ミア | Wow. キミ、本当に鋭いんだね。いや、そうじゃなきゃ あれだけ璃奈たちにぴったりな曲を作れないか…… 28 |
ミア | ボク、ベイビーちゃんの曲の秘密がやっとわかったんだけど…… 29 |
ミア | 誰かのハートにぴったり寄りそう最高の曲は、 その誰かの数だけあるんだね 30 |
ミア | その誰かだけを見つめていれば、曲は自然と湧き上がってくる。 キミってそういう曲作りをしていたんだ…… 31 |
Player | そう……なのかな? 自分を分析したことがないからわからないけど…… |
ミア | もー! ほんとキミってベイビーちゃんだな! 32 |
ミア | まあ、いいさ。今日はこれだけわかってくれれば 33 |
ミア | ベイビーちゃんが言ってたことは本当だ。 「プレイするだけでワクワクする」ボクも、 歌ってるだけでサイコーの気分だった 34 |
ミア | へへ、また聞いてよね! 35 + |