ヨハネと花陽の事件簿/第6話
角色 | 文字 |
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花陽 | ここだよ、善子ちゃん! 1 |
善子 | 匂いを追うなんてよくできたわね、花陽 2 |
花陽 | うん、おなかがすいてたから…… ね! それより、この中に謎の秘密を解き明かす鍵があるはず! 3 + |
善子 | 鍵? ってことは、花陽、 あなたなにか掴んでるわね? 4 |
花陽 | うん。私の鼻は、この中にいる彼方さんが怪しいって言ってる。 でも、最後の一押しがなくて…… 5 + |
善子 | よくやったわ、助手・花陽! あとはこの、名探偵ヨハネに任せなさい!! 6 |
彼方 | あれ〜? 善子ちゃん、花陽ちゃん、さっきぶり~ 8 |
花陽 | 彼方さん、お話があります 10 |
彼方 | なあに? 11 |
善子 | 実は私たち、とある謎を追ってここまできたの…… 12 |
彼方 | ほうほう、その謎とは? 13 |
善子 | それは…… 14 |
花陽 | ちょっと待って、ヨハネちゃん。 私に話をさせて 15 + |
善子 | え? 16 |
花陽 | 彼方さん、この美味しそうな匂いはなに? 17 |
彼方 | ああ、今日の調理実習で余った豚汁を 温め直してるんだよ~ 18 |
善子 | あー、これって豚汁の匂いだったのね 19 |
彼方 | せっかくおいしくできたのに、 余らせちゃうのはもったいないから、 家で作って来た焼きおにぎりと一緒に食べようと思って 20 |
花陽 | 美味しそうな焼きおにぎり! はぁ~、お味噌の匂いが 香ばしくて食欲がそそられちゃう。こんなに美味しそうな お味噌の香り嗅いだことないよ〜……くんくん…… 21 |
彼方 | えへへ、そう言われると嬉しいな~、 実は焼きおにぎりにあうよう開発した、 彼方ちゃん自家製のお味噌なんだ~ 22 + |
花陽 | お味噌まで造るなんて凄い! 23 |
善子 | ちょっと、花陽! 話がずれてるわよ!! 24 |
花陽 | あわわ……えっとえっと 25 + |
花陽 | コホン。彼方さん、 私たち、謎を追ってきたの…… 26 + |
彼方 | それはさっき聞いたよ。 それで、どんな謎? 27 |
花陽 | 実は……。ミュージカルで使う小道具が、 突如現れた怪盗に盗まれてしまったの!! なにか知ってることは……ない!? 28 + |
彼方 | それは大変だね~、でも彼方ちゃんは何も知らないよ。 テーブルクロスならここにたくさんあるから、 盗まれたものの代わりに借りていってもいいと思うよ〜 29 + |
善子 | なるほど……そういうこと 30 |
花陽 | うん。そういうことみたい 31 |
彼方 | そういうことって、どういうこと~? 32 |
善子 | 謎は全て解けたわ…… 34 |
善子 | さあ、クライマックスよ! 今こそ終焉の刻!! 35 |