ヨハネと花陽の事件簿/第7話
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| みんな、集まってくれてありがとう。 私たちを恐怖のどん底に陥れた怪盗Kの正体がわかったのよ!! 1 + | |
| なんだか随分と大げさなことになってるわね…… 2 | |
| まあまあ、絵里さん……。 それで善子ちゃん、怪盗の正体って? 3 + | |
| ふっふっふ……。 犯人は、この中にいるわ!! 4 + | |
| この中って……どういうこと!? 6 | |
| いくわよ! 花陽! 7 | |
| うんっ! 8 | |
| 「この世に存在する、あらゆる謎の迷宮を」 10 | |
| 「解き明かすのは私達」 11 | |
| 「どれだけ巧みなトリックも」 12 | |
| 「私達の手にかかれば、たちまち霧消」 13 | |
| 「真実という名の扉を開くのは、私たち!」 14 | |
| そう、犯人は、怪盗Kは…… 15 | |
| あなたよ。 ……彼方!!! 17 | |
| え~、彼方ちゃん知らないよ。 濡れ衣だよ~ 18 + | |
| なんで彼方だと思ったの? 19 | |
| 教えてあげましょう! 私と花陽は、彼方に 「小道具が盗まれた」としか言わなかったのに、 彼方はなぜかそれがテーブルクロスだと知っていたからよ! 20 + | |
| え~、それは…… 21 + | |
| なぜ盗まれたものが テーブルクロスだとわかったのかしら? 22 | |
| 答えは1つ。それは、 彼方がテーブルクロスを盗んだ本人だからよ! 23 + | |
| さあ、素直に認めなさい、怪盗K! 24 | |
| テーブルクロスがなくなったっていうのは、 果南ちゃんに聞いてただけだよ〜 25 | |
| そうだね。確かにテーブルクロスがなくなったことは 話したけど、怪盗の話はしなかった 26 | |
| これでは、彼方が怪盗だと決めつけることはできないわね 27 | |
| ふふふ、甘い甘い、甘いわね! 28 + | |
| 穂乃果ちゃんちのお菓子より甘くて、 ほっぺたが落ちちゃいそうだよ! 29 | |
| さあ、花陽。言い逃れができない 決定的な証拠を突きつけてあげなさい 30 | |
| 彼方さんは、私達の話を聞くまで 怪盗の存在を知らなかったんだよね? 31 | |
| うん。全然知らないよ~ 32 | |
| じゃあ……、どうして怪盗Kが残していったカードから、 彼方さんが持ってた焼きおにぎりと同じお味噌の匂いがするの? 33 | |
| 偶然じゃないのかな? お味噌なんてどこにでもあるものだし 34 | |
| 彼方……。あなた、言ったわよね? 焼きおにぎりに使っているお味噌は、彼方の手作りだって。 つまり、そのお味噌は彼方だけが持っているものなのよ! 35 + | |
| さあ、言い逃れできるものならしてごらんなさい! 36 | |
| ふふふふふ…… 37 + | |
| よくぞこの謎を解き明かした、 名探偵ヨハネに助手花陽! 40 | |
| 大怪盗Kこと彼方ちゃん、ここに見参! なんちゃって~ 41 | |
| ついに認めたわね! 42 | |
| 彼方さん! どうしてテーブルクロスなんか盗んだの!? 43 | |
| ふっふっふ……。 これには、ふか〜い理由があるんだよ〜 44 + | |
| なかなか息の合わない2人のために、 彼方ちゃんたちみんなで考えて、 一芝居打たせてもらったのだ〜! 45 | |
| ええ〜〜〜〜!? 46 | |
| 結果、2人で協力し合い、 こうして真相に辿りつくことができたわね 47 | |
| さっきのセリフ、2人の息ピッタリだったね。 まるで本物の探偵と助手みたいだったよ! 48 | |
| だね。今なら振り付けもピッタリ合うと思うよ 49 | |
| そ、そういうことだったんだ……。 確かに、うまくいきすぎてたもんね……。 うう、恥ずかしい! 50 + | |
| 恥ずかしくなんてないよ! 花陽ちゃん、かっこよかったよ〜 51 | |
| 最初は半信半疑だったけど、彼方の作戦通りだったわね。 まさか本当に、お味噌の匂いに気がつくなんて 52 | |
| そこは、さすが花陽ちゃんだよね 53 | |
| なんだかたくさん迷惑をかけてたんだね。 ごめんね 54 | |
| 気にしないで。 私たちだってみ〜んな楽しんじゃってたし♪ 55 | |
| そこまで期待されていては、応えないわけにはいかないわね! 迷惑をかけたお詫びは舞台でお返しするわ 56 | |
| この怪盗Kがここまで追い詰められたんだから、 2人はもう立派な探偵と助手だよ! ミュージカル絶対楽しくなりそうだね 57 | |
| もちろん! 58 |