三船栞子/故事/12話 栞子をプロデュース・右月編
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| 今日は私の番ですね。 会長、よろしくお願いいたします 1 + | |
| こちらこそ、よろしくお願いします 2 + | |
| 早速ですが、スクールアイドルの魅力についてお話ししましょう 3 | |
| スクールアイドルの魅力……それは高揚感です。 そしてその高揚感を一番シンプルに伝えるもの、 それすなわち衣装! 4 + | |
| ということで、今日は私の用意した衣装を着てもらいます。 そして撮影もします 5 + | |
| ……よくわかりませんが、やるべきことはわかりました 6 + | |
| 衣装を着るだけでいいのですか? 動きもあったほうがいいのでは…… ダンスをしてみましょうか? 7 + | |
| さすが会長……お見事です。 会長に私の好きな服を着てもらうことしか考えて…… 8 + | |
| いえ、なんでもありません。 では、衣装にあったポーズを とってもらってもいいでしょうか? 9 | |
| わかりました 10 + | |
| あと、会長が着替えているうちに台本を作りますので、 左月の特訓のときのように 情感を込めてそれを読んでください 11 | |
| また……あれをやるのですか…… 12 + | |
| 昨日よりうまくできるよう、頑張ります 13 + | |
| 期待しています。 部長さん、今日も見極めをお願いします。 部長さんのことは私も左月も心から信頼していますので 14 + | |
| うん! どんな衣装なのか楽しみ! | |
| まず、メイド服です。 これに言葉はいりません。 かわいいといったらかわいいのです 16 | |
| 「ご主人様、私の歌を受け止めてくださいますか? ご主人様の幸せを心から祈っている、私の歌を……」 17 | |
| ……いい! すごくいいよ、栞子ちゃん! いくらでも受け止めさせて! | |
| 思った通りの素晴らしさです。 ではさらに猫ちゃんカチューシャを追加して…… 18 + | |
| 猫ちゃんカチューシャ……? うう、わかりました。 私はどんなことにも挑戦します! 19 | |
| 「しおにゃん、あなたのためにお歌をうたいますにゃん。 あなたが幸せになってくれたら、 しおにゃんもうれしいにゃん」 21 | |
| 歌って、栞子ちゃーん! | |
| 栞子ちゃん、こっち向いて……。 あの、ごめんね。私、見極めとかじゃなくて、 普通にファンとして喜んじゃった…… | |
| 穴があったら、ひと月こもりたいです…… 23 + | |
| そんなこと言わないで | |
| そ、そんなこと言わないで! | |
| すみません。 ですが、さすがに恥ずかしくて…… 24 + | |
| 私のせいで……ごめん | |
| 私がはしゃいだせいで……ごめん! | |
| あなたのせいではありません! でも私、恥ずかしくて…… 25 + | |
| 私、度胸がないですね。 あの程度のことで心を乱すなど……。 左月さんや右月さんに申し訳ないです 26 | |
| 帰ったら、二人にお礼のメッセージを送ります。 特訓で学んだことを、映像作りに活かさないと 27 | |
| でも、どうやって活かしたらいいのでしょうか…… 28 | |
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