三船栞子/故事/19話なにがしたい？

角色	文字
Player	栞子ちゃん、おはよう
栞子	おはようございます 1 +
Player	……あれ？　なに書いてるの？
栞子	これですか？　もし私がファンクラブを作ったらどんなことがしてみたいかを書き出そうと思いまして…… 2
Player	見せてもらっていいかな？
栞子	恥ずかしながら、まだ何も書けていないんです…… 3 +
栞子	私にはどんなことができるのか、なにがしたいのか……。うまく言葉にできなくて 5
Player	なにができるのか、なにがしたいのか、がまとまらないなら、好きなことを書き出してみたら？
Player	ほら、栞子ちゃんは習い事もたくさんしてるでしょ？それとか
栞子	日舞とお花、お茶ですね 6
Player	それをみんなに見せたい、とかいった気持ちはない？
栞子	そうですね……。あまり考えたことがありませんでした 7 +
栞子	好きでしていることですが、誰かに見せたいというよりは、自分を高めるつもりでやっていることなので 8
Player	そっか……。じゃあ、ボランティア活動は？前、栞子ちゃんに誘われて小さい子たちと一緒に遊んだのが楽しかった、って聞いたことがあるよ
栞子	ボランティアのほうが難しいかもしれませんね 9
栞子	同好会のみなさんのことは気軽に誘ってしまいましたが、よく考えると軽率でした 10
栞子	ボランティアというのは、多少なりとも責任がつきまとうものです。それを安易に誰かに負わせるのは無責任ですよね…… 11 +
栞子	うう、すみません。ぐずぐずと言い訳ばかり…… 12 +
栞子	以前、どんなスクールアイドルになりたいか、どんな歌を歌いたいのかと聞かれたときから変わってませんね 13
栞子	漠然とした「やりたい」というふわふわしたものしかなくて…… 14
Player	栞子ちゃん……
栞子	ですが！ここでみなさんと共に活動をしていて、なにひとつ成長していないなんて思えません 15
栞子	私にだって成長したところがあるはずです。だから、もっとしっかり考えてみますね！ 17
頑張って！
Player	うん、頑張って！　応援してる！
栞子	ええ。家に帰ってお風呂に入って、リラックスした頭で考え直してみます 18 +
手伝うよ！
Player	うん。私もできることがあれば手伝うから
栞子	ふふっ。今まさに、お手伝いしてもらってますよ 19

栞子	なんだか、弱音を吐いたらすっきりしました…… 20 +
栞子	でも、このことはみなさんには内緒にしていてくださいね 21