三船栞子/故事/6話 私のうた
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| その後、曲のイメージは固まった? なにか力になれることがあったら遠慮なく言ってね | ||
| おかげさまで、なんとか 1 | ||
| 本当? よかった | ||
| ご迷惑をお掛けしてすみません 2 | ||
| 栞子ちゃんのためなら | ||
| 栞子ちゃんのためならなんだってするよ | ||
| あなたには、いつも助けられてばかりですね 3 | ||
| 迷惑だなんてことないよ | ||
| 迷惑だなんて思ったこと、一度もないよ | ||
| 本当に、あなたは優しいのですね 4 | ||
| それで、どんな感じなの? | ||
| まず、思いを伝えるためには、 飾らずにいる必要があるのではと思いました 5 | ||
| うん | ||
| この前、みなさんから頂いた、 たくさんの資料を見て感じたんです 7 | ||
| みなさんが私をどういう風に見てくれているのか、 それを飾らず真っ直ぐに伝えてくれることが、 どんなに嬉しいのかを 8 | ||
| だから、私はまず、自分のことを 真っ直ぐ伝えるところから始めることにします 9 | ||
| 栞子ちゃんが考えて出した答え、 すごくいいと思うよ | ||
| ありがとうございます。 でも……スクールアイドルとしての夢は、 まだ見つかっていません 10 + | ||
| より善い世界を作りたい、という漠然とした想いはありますが、 そのためにスクールアイドルとしてこうしよう、 ああしようと言えるものは、まだまだ模索中です 11 | ||
| そんな中で曲を作り、 歌うというのは……その…… 12 | ||
| 怖い? | ||
| そうですね……。 怖さも不安も、あります 13 | ||
| でも、私のように、欲しいものがふわふわとしていて 不安に思ったり、焦ったりしている人も、 きっとたくさんいるはずです 14 | ||
| うん | ||
| ですから、私と同じ不安を抱えている人たちに、 今はそれでもいいんだよ、と、 支えになれるような、そんな歌を歌いたいです 15 | ||
| これはきっと、今の私にしか 歌えない歌だと思いますから 16 | ||
| あの……どうでしょう? なにかを強く訴えかけるものではない、 共に悩んでいこうという歌でも、いいでしょうか……? 17 | ||
| もちろんだよ! すごくいいと思う! | ||
| よかった……。 あなたにそう言っていただけると、安心します 18 | ||
| 一緒に、素敵な曲を作ろうね | ||
| はい! あなたのことは、頼りにしています 19 | ||
| そうだ! 私の歌の方向性が決まったことを、 みなさんに報告してきます! 20 + | ||
| みんな気にしてたから、喜ぶと思うよ | ||
| みなさんにもご心配をおかけしてしまいました…… 21 | ||
| でも、もう大丈夫です、と伝えてきます! 22 | ||