上原歩夢/今日は私のものだから
< 上原歩夢
角色 | 文字 |
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Player | 歩夢ちゃーん……って、 あれ? いない。 この辺りで待ってるって言ってたはずなのに…… |
Player | あ、スマホにメッセージが来てる。 「道をきかれたので案内してきます」 ……それなら仕方ないね。待っていよう |
歩夢 | はあっ、はあっ…… お~い! 2 |
Player | 歩夢ちゃん! |
歩夢 | ご、ごめん、待たせちゃって……! 4 + |
Player | いや、先に待たせてたのは私のほうだから……。 それにしても、ずいぶん時間が掛かったね、道案内。 そんなに遠くだったの? |
歩夢 | ううん、そんなことはなかったんだけど…… ここに戻る途中、おばあさんの荷物運びを手伝ったり、 子供が飛ばしちゃった風船を取ってあげたり 5 + |
歩夢 | 落とし物を捜すのを手伝ったり…… それと、迷子の女の子がいたから交番に連れて行ったんだけど、 一緒にいて、って泣かれちゃって 6 |
Player | あはは…… それは大変だったね…… |
歩夢 | でも、すぐにお母さんが迎えに来てくれて、 その子も泣き止んだよ。お姉ちゃんも連れて帰る、って 言われた時はびっくりしたけど 7 |
Player | ええっ!? |
歩夢 | あ、そうそう! 荷物運びを手伝ったお礼にお菓子をもらったの! あとで一緒に食べよう 8 + |
歩夢 | 風船の子からは、可愛いシールをもらっちゃった。 風船を取ってくれたお礼だって 9 |
歩夢 | 落とし物をした人はね、 スクールアイドルの私のことを知ってたみたいで、 これからも応援してます、って言ってくれたんだ 10 |
Player | へえ…… |
歩夢 | ……どうしたの? なんかご機嫌斜めだね。 あっ、やっぱり待たせちゃったの怒ってる? ごめん、本当にごめんね! 12 + |
Player | いや、それは怒ってないよ! ただ、歩夢ちゃん大人気だな~、って思ってさ……。 今日だけで何人ファンが増えたんだろう |
歩夢 | 人気なんかじゃないよ。 声掛けたのだって全部私からだし 13 |
Player | そうかなぁ……。 歩夢ちゃんに優しくしてもらうと、 みんな好きになっちゃうよ |
Player | 歩夢ちゃんが大勢に好かれるのは私も嬉しいけど…… なんか、ちょっと寂しいなー、なんて…… |
歩夢 | ……ふふふっ♪ 14 + |
笑い事じゃないよ | |
Player | む~。 私としては笑い事じゃないんだけど…… |
歩夢 | あはは♪ ごめんね、なんだか可愛くて……。 あなたからこんなに分かりやすくやきもちを焼いてもらえること、 あんまり無いから 16 + |
今の無し! | |
Player | う、うわっ、無し! 今の無し! 大人げなさ過ぎる……! 忘れて! |
歩夢 | やーだ。忘れない。 そんなに嬉しい言葉、絶対忘れたくないよ。 やきもち焼いてくれたってことだもんね? 17 + |
Player | ううっ……そうだよ、やきもちだよ! 今日は私とお出かけしてるんだから、 私と一緒にいてください! |
歩夢 | あははっ♪ はーい、ずっと一緒にいるね♪ さぁ、このあとごはん食べる予定だったよね。 どこに行く? 18 + |
Player | 美味しそうなカフェを見つけたからそこに行きたいな。 ちょっと待って、今お店の情報出すから。 えーっと…… |
歩夢 | ……少しは私の気持ちも分かってくれた、かな? 19 |
歩夢 | 優しくてみんなに好かれるのは、 私よりも誰かさんのほうなんだからね 20 |