上原歩夢/故事/15話 思い出のりんご

角色	文字
歩夢	大丈夫だから…… そんなに落ち込まないで……ケホケホ 1
PLAYER	お、落ち込まないでなんて無理だよ〜！ 歩夢ちゃん！　風邪うつしちゃってごめん！！
歩夢	ううん、あなたの部屋に行ったとき、 マスクをしていかなかった私が悪いし 3 +
PLAYER	違う！　みんなに帰ってもらったとき、 歩夢ちゃんにも帰ってもらうべきだったんだよ
PLAYER	みんなに風邪をうつしちゃいけないとは思ってたのに、 なんで歩夢ちゃんにはそう思わなかったんだろう
PLAYER	みんなと同じように、歩夢ちゃんにだって うつる可能性はあるのに……
歩夢	ふふっ、なんでかな？ いつも一緒にいたから？ 4
PLAYER	うう……そうかもしれない。 いつもとなりにいるのが当たり前で……。本当にごめん！
歩夢	本当に平気だから、気にしないで 5
PLAYER	歩夢ちゃん……
歩夢	それに、あなたから貰ったものなら、風邪だって…… 6
PLAYER	え？
歩夢	なーんて♪ 7
PLAYER	ねえ、私になにかできることある？
歩夢	うーん……じゃあ、りんごが食べたい……かな 8
PLAYER	わかった！　ちょっと待っててね！
歩夢	うん、おいしい♪ 11
歩夢	でも……ふふふっ 12
笑わないでよー！
PLAYER	も、もう、笑わないでよー！
歩夢	ふふっ、ごめんね。 頑張って剥いてくれたんだなって思って♪ 13
どうかした？
PLAYER	どうかした？
歩夢	ううん、昔から、私が風邪をひくとあなたはりんごを うさぎの形に剥いてくれたなって思って…… 14
PLAYER	ねえ、昔もこういうことあったよね
歩夢	こういう……？ 15
PLAYER	私が風邪を引いて、学校のノートを届けてくれた歩夢ちゃんが 私の部屋で居眠りしちゃって……
歩夢	あはは、あったね、そんなこと。 あなたが起きるのを待っていたらつい寝ちゃって…… それでそのあとすぐ私も風邪を引いたんだった 16
PLAYER	なんか、変わらないね、私たち
歩夢	うん、そうだね。 ずっとこんな風に仲良しでいられたらいいな…… 17
PLAYER	あの頃みたいなこと、もう一つしてもいい？
歩夢	え？ 18
PLAYER	歩夢ちゃんが眠るまで、手を握ってるよ
歩夢	うん、お願いします 19 +
PLAYER	はやくよくなってね、歩夢ちゃん！