上原歩夢/故事/16話 どうして私を?
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 歩夢ちゃん、見た? 歩夢ちゃんのファンクラブへの 入会希望者がすごい増えてるんだよ! | ||
| 見たよ! ほんとすごいよね…… 1 | ||
| ここのところ、毎日人が増えてるよね | ||
| なんだか、私の身の回りで起こってることが 順調すぎて、夢みたい…… 2 | ||
| あはは、そんなこと言わないで。夢じゃないよ | ||
| ねえ......ほっぺた、つねってくれる? 3 | ||
| え? いや、それはちょっと…… | ||
| やってみて。夢なら痛くないし、 もし痛くてもそれは現実だってことだから、嬉しいだけだよ 4 | ||
| わ、わかった……。それじゃ、いくよ! | ||
| う、うん! 5 + | ||
| よしよし | ||
| よしよし、いい子いい子 | ||
| え? 撫で撫で? でも、気持ちいい……こんなに気持ちいいんだもん、 夢じゃないんだね 6 + | ||
| えい! | ||
| えい! | ||
| いたたたた! ってことは、夢じゃないんだね! 7 + | ||
| これで信じられた? | ||
| うん。えへへ……本当なんだ……嬉しいね。とっても嬉しい 8 + | ||
| 私も嬉しい! こんなに多くの人たちが、 歩夢ちゃんの魅力をわかってくれてるんだから! | ||
| み、魅力だなんて、それは言い過ぎだよ…… 9 + | ||
| そんなことない。こうして人が集まってくれているのが、 何よりの証拠だよ | ||
| それは本当に嬉しいんだけど……魅力だなんて言われても、 あんまりピンとこないよ 10 | ||
| 私なんて普通で、もっとすごい人、たくさんいるのに…… 11 | ||
| どうして、こんな私のことを応援してくれるのかな? 12 | ||
| 歩夢ちゃんのそういうところに、みんな惹かれてるんじゃない? | ||
| そういうところって? 13 | ||
| 歩夢ちゃんの言葉を借りるなら、「普通」なとこ。 みんな、自分を歩夢ちゃんに重ねやすいんじゃないかな? | ||
| 歩夢ちゃんが頑張ってるのなら自分も頑張ってみよう、って 気持ちが湧いてくるんだと思う。歩夢ちゃんを見てるからこそ 湧き上がってくる気持ちがあるんだよ | ||
| ……私だから伝えられるものがある、ってこと? 14 | ||
| そう。歩夢ちゃんにしか伝えられないものだよ | ||
| そっか……。あなたがそう言ってくれるなら、信じられるよ! だったら、応援してくれるみんなにもっと喜んでもらえることを したいな。なにかいいアイディアはないかなあ? 15 | ||
| じゃあ、次のイベントでやれることを考えよう! | ||
| うん! 16 + | ||