上原歩夢/故事/20話 素直な気持ちを歌にして
角色 | 文字 | |
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PLAYER | お疲れ様。 朝から色んな人と会って、疲れたでしょ? | |
歩夢 | ううん。私が連れて行って、ってお願いしたんだもの。全然大丈夫。 それよりも、いつも応援してくれる人たちに会って ドキドキしちゃった 1 + | |
PLAYER | あはは。 歩夢ちゃん以上に、ファンのみんなも緊張してたみたいだけど | |
歩夢 | お互い緊張してたよね。 でも改めて、色々とお話ができてよかった。みんなと話して 改めて思ったことがあるんだけど、聞いてもらえるかな? 2 + | |
PLAYER | それで、歩夢ちゃんはどんなことを思ったのかな? | |
歩夢 | あのね。 私も、変わらなくちゃ、って思ったの 4 | |
PLAYER | え? どういうこと? | |
歩夢 | なんていうか…… もっと、今の自分に自信を持ちたい、って言うか…… 5 | |
歩夢 | 今日、いつも応援してくれる人たちと会って、実感したんだ。 みんな、私のことをこんなにも応援してくれてるんだなって ことを…… 6 | |
歩夢 | あのね、今までの私って、いつも自信がなかったの。 なんでみんな、こんな私のことを応援してくれてるのかなって 不思議に思ってた 7 | |
PLAYER | 歩夢ちゃん…… | |
歩夢 | あ、でももちろん、みんなに好きになってもらいたいとは思って たんだよ? だからステージの上では、「歩夢はこんな子です。 私のことを見てください、見守ってください」って気持ちだった 9 + | |
歩夢 | けど、そういうことじゃなかったのかなって…… 10 | |
PLAYER | うん…… | |
歩夢 | 私が私のことをどう思おうと、応援してくれる人は、 私のことを好きって言ってくれるんだもの 11 + | |
歩夢 | なんで私のことを好きなの、なんて思っちゃうのはダメ。 そんな風に思うのは、応援してくれるみんなに 失礼なことなんだよね…… 12 | |
PLAYER | そうだね。好きで応援している相手が、 自分自身のことを否定してたら悲しいもんね | |
歩夢 | うん。普通で、特別じゃない私だけど、 こんなにたくさんの人に好きって言ってもらえるんだもん。 それって本当にすごいことだよ! 13 + | |
歩夢 | みんなが応援してくれてる私のことを、私自身も好きになりたい。 私、素敵でしょ?って自信を持って言えるようになりたいって 思ったの 14 | |
PLAYER | その気持ち、さっきみんなの前で言えば良かったのに。 きっとみんな、すごく喜んだと思うよ? | |
歩夢 | あなたに、一番最初に聞いて欲しかったから…… 15 | |
歩夢 | あとね! みんなには、ライブで私の気持ちを伝えたいんだ! 私の気持ち、きっとみんなは気づいてくれるはずだもん! 16 | |
PLAYER | じゃあ、そういう歌を作らなきゃ! | |
歩夢 | うん! 18 + | |
PLAYER | ずっと、どうしたらファンのみんなが喜んでくれるのかなって 考えてたけど、すごく簡単なことだったんだね | |
PLAYER | 歩夢ちゃん自身の言葉だよ。 飾らない、そのままの気持ちを歌詞にしてみよう | |
歩夢 | 私が歌詞を!? だ、大丈夫かな……そんなことで、いいのかな? 19 | |
もちろん! | ||
PLAYER | もちろんだよ! みんなに伝えたい気持ちがあるでしょ? | |
歩夢 | ……そうかも。 今、胸の中にたくさん言葉が溢れてきてる…… 20 + | |
不安? | ||
PLAYER | 不安? | |
歩夢 | だって…… うまく言葉にできるか、わからなくて…… 21 | |
PLAYER | 大丈夫。そのために私がいるんだから! | |
歩夢 | 私、挑戦してみる! そして、みんなにこの気持ちを伝えるの! 22 |