上原歩夢/故事/25話 足りないもの?
角色 | 文字 |
---|---|
Player | いらっしゃい、歩夢ちゃん |
歩夢 | こんにちは。 あのね、歌詞ができたから、見てもらいたくて 1 + |
Player | もうできたの!? すごいね!? |
歩夢 | えへへ…… だって、あなたがすごくすてきなメロディを作ってくれたから 2 + |
歩夢 | これが歌詞なんだけど……どうかな? 3 + |
Player | ふんふん…… |
まっすぐな歌詞だね | |
Player | 歩夢ちゃんらしくて、まっすぐな歌詞だね! |
歩夢 | そ、そうかな? でもそれって、 あなたがまっすぐな曲を作ってくれるからだと思う…… 5 + |
この歌詞好きだなあ | |
Player | 私、この歌詞すっごく好きだなあ…… 歩夢ちゃんらしいよ |
歩夢 | わ、私だってあなたの作る曲、好きだよ! 6 + |
Player | でも……歌詞は確かにいいと思うんだけど…… これってSF研究部の映画のイメージソングだからなあ…… |
Player | もしかしたら、もう少し登場人物の心情っていうか、 イメージを入れてあげてもいいかもしれないね |
歩夢 | どういうこと? 7 |
Player | あ、これは私の思いつきだから絶対ではないよ? |
Player | ただ、もっと意思の強い感じ……自分勝手っていうと 違うかもだけど、自分のわがままを貫き通すんだ、っていう 主人公の決意が伝わってくる感じがあるといいかも |
Player | あの映画では、地球が火星に乗っ取られることは 運命だったのかもしれない。 でも、主人公は運命を覆してやる!って頑張るお話でしょ? |
歩夢 | うん。 歴史を変えちゃうことになる、 ってセリフがあったよ 9 |
Player | 火星人のせいじゃなくて、 主人公が何度もタイムリープすることで 変わった運命もあったよね? |
歩夢 | うん。そのことで主人公はすごくショックを受けて、 一度はくじけちゃうの 10 |
Player | でも、結局あきらめなかった |
歩夢 | そうだね。全部を良い方向になんて持っていけない、 私は正義の味方なんかじゃない、 私のために運命を変えたい、って言ってた 12 + |
Player | 自分のわがままだってわかってる、とも言ってたよね。 そういうところを入れてみるのはどうかな? |
Player | ほら、セリフであったよね? 「私が私のために全てをかけてなにが悪いの?」って |
Player | あれってすごくわがままだけど、 私は主人公のこと好きになっちゃったよ + |
歩夢 | そうだね。 主人公の気持ちが詰まってるセリフだもんね 13 + |
Player | どう? |
歩夢 | わがまま…… むずかしいなー 14 + |
Player | あはは…… 歩夢ちゃんはわがまま言わないもんね…… |
Player | じゃあさ、わがままになる練習をしてみない? |
歩夢 | え? わがままの練習? 15 |
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