上原歩夢/私がついてるからね
外觀
< 上原歩夢
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| おうちの人、何時くらいに帰ってくるの? 私、もう少し側についてようか? 風邪のときって心細いでしょ? 1 | ||
| もうすぐ帰ってくると思うし、 風邪が歩夢ちゃんにうつったら大変だよ。 私は大丈夫だから、帰っていいよ | ||
| 本当に大丈夫……? あ、コップが空だね、飲み物持ってくるよ 2 + | ||
| 寝て、たくさん汗をかいたら 水分補給しなくちゃいけないもん 3 | ||
| ありがとう、歩夢ちゃん。 冷蔵庫の横の棚に、清涼飲料水の粉末があるから、 それ薄めに溶いてくれると嬉しい…… | ||
| わかった。 冷蔵庫の横の棚、だね 4 | ||
| ……あれ? その場所って…… 5 + | ||
| あ、覚えてる? | ||
| ふふ。 昔、お菓子が隠されてたところ? 6 + | ||
| そうそう。 すぐ食べちゃうからって、手が届かないところに隠されてさ…… | ||
| でも、ふたりで協力すれば手が届いたんだよね 7 | ||
| 何度も歩夢ちゃんに手伝ってもらったもんね | ||
| ふふっ、懐かしいなあ 8 + | ||
| ……あ! これだ! + | ||
| え? 10 | ||
| 今、すっごくいいメロディが思い浮かんだんだ! 書き留めておかなきゃ…… | ||
| ええ!? 待って……! 11 | ||
| あっ…… | ||
| もう、あなたってばすぐ無理しようとするんだから! ちゃんと休んでいないとダメだよ! 14 | ||
| ほら、横になって…… 15 | ||
| ご、ごめん。 でも、歩夢ちゃんにぴったりなメロディが思い浮かんだんだ。 ちょっとだけメモさせて | ||
| あなただったら、浮かんだメロディが消えたりしないよ 16 | ||
| そうかな? | ||
| そうかな? | ||
| だってあなただもん。 だから安心して休んで 17 | ||
| 忘れちゃうよ | ||
| 忘れちゃうよ…… | ||
| あなたに限ってそんなこと絶対ないから。 私が保証するよ 18 | ||
| これでも不安? それなら、鼻歌でいいから私に聞かせて? そうしたら私も覚えていられるでしょ? 19 | ||
| ええっ! そういきなり言われると、なんだか恥ずかしい…… | ||
| あなたの恥ずかしいところなんて、 私、見慣れてるんだからね。今更だよ 20 + | ||
| 曲を聞かせてくれたら、おとなしく眠ってね。 私、ずーっと側についてるから。 あなたが聞かせてくれた曲のことを考えながら、ね♪ 21 | ||