上原歩夢/雨が包むふたりだけの世界
外觀
< 上原歩夢
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| 歩夢ちゃん、まだ雨降ってる? | |
| うん。この調子だとやみそうにないかも 2 | |
| あーあ、天気予報は曇りだったから いけると思ったんだけどな~ | |
| うーん……ここは降ってても向こうは降ってないかも。 アプリで雨雲の動きを見てみようか 3 + | |
| え? そんなことできるの? | |
| うん。そういうのがわかるアプリがあるんだよ 4 + | |
| これから夕立も多くなる季節だし、 夕立がこないうちにランニングしちゃおう、とか、 決めるのに便利なんだって 5 | |
| クラスの子に教えてもらったんだ 6 | |
| へえ~。ちょっと見せて | |
| うん、どうぞ 7 + | |
| なるほど…… 2時間後くらいまでの雲の動きが予想できるんだ…… すごいね | |
| あー、これで見ても、やっぱり今日は降りっぱなしだね | |
| そうだね。でも行く予定だったのは博物館だし、 中に入れば雨に濡れないから、行っちゃう? 8 + | |
| う……実は、あそこのカフェのサンドイッチを買って 近くの公園で食べるのを楽しみにしてたんだよね…… | |
| え、そうだったの? 9 | |
| うん、ネットで見たんだよ。 カフェがリニューアルして、 おいしいサンドイッチがある、って | |
| ふふふっ、あなたって意外と食いしん坊だよね 10 + | |
| そうかも | |
| そうかも。だから歩夢ちゃんの卵焼きも大好き! | |
| も、もう~! そんなにおだててもなにもないからね~ 11 | |
| そうかな? | |
| そうかな? | |
| 自覚ないの!? ふふっ、でも、そういうところもあなたらしいね 12 + | |
| あっ、そうだ! ねえ、私から提案! 13 | |
| 私が今からおいしいサンドイッチを作るから、 お部屋でピクニックしよ? 14 | |
| わあ! ほんと!? 卵焼きのサンドイッチ作ってほしい! | |
| まかせて! 16 | |
| えへへ、今日の楽しみ、叶っちゃったな | |
| 雨の日も、悪くないよね 17 | |
| 歩夢ちゃんと一緒だからだよ | |
| そ、それは私のセリフだよ! 私は雨でも晴れでも、あなたと一緒ならいつも幸せだもん! 18 + | |
| 雨の日はふたりきりになれるんだから…… 独り占め、させてね 19 | |