二人の奏でる音/第5話
外觀
< 二人の奏でる音
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| リリーってばーっ! どこに行っちゃったのよ~っ!! 1 + | |
| はあ、はあ……ここってどの辺なのかしら。 地図を見ても全然分からなくなっちゃったわ…… 2 + | |
| 善子ちゃん、本当にごめんなさい! 私が自信満々に道に迷ったりしたせいで…… 3 + | |
| ううん、ヨハネだけでもやっぱりたどりつけなかったし…… 何もかもこの魔都トーキョーがいけないの! 4 + | |
| くすん……もう二度とリリーには会えないんだわっ 5 + | |
| あれあれ? 善子ちゃん、 道ばたで半泣きになってるなんて恥ずかしいですよ~ 6 + | |
| はっ……その声は!? 7 + | |
| かすみちゃん! 絵里ちゃんも! 9 + | |
| ちょうどよかった♪ あなたたちも真姫と梨子の発表会に向かうところでしょう? 10 | |
| 私たち、魔都トーキョーの迷宮に迷い込んでしまって、 会場にたどりつけないの! 絵里とかすみも迷子になっちゃったの? 11 + | |
| え? 私たちもあなたたちも迷子にはなっていないと思うけれど…… 12 + | |
| もう、二人ともちゃんと周りを見てくださいよっ。ほら、後ろ! 13 | |
| 後ろ……? 14 | |
| もしかして、発表会の会場ってここ!? 果林~、私たちもちゃんとたどりつけたわ! 15 + | |
| 私たち、ちゃんと会場に向かって歩いていたのね……よかった♪ 善子ちゃん、ありがとう~っ 16 + | |
| そんな、抱き合って喜ぶほどのことじゃない気がしますけど…… 17 | |
| ふふ、全員ちゃんと開演前に着いてよかったじゃない♪ 18 | |
| すごく大変だったんだから。 魔都を彷徨って...アルパカにも会うし... 19 | |
| へ? なんです、それ? 20 | |
| あはは……適材適所ってことよね。本当にごめんなさいっ 21 + | |
| それよりそれより! 発表会の後で渡すプレゼント、ちゃんと用意しましたか~? 22 + | |
| もちろん♪ 梨子ちゃんのことを よく分かってる善子ちゃんが選んでくれたのよ 23 + | |
| ふぅん……善子ちゃん、 変なプレゼントとか選んでないですよねぇ? 24 | |
| 当然! リリーの喜ぶ、最高のプレゼントを選んできたわ♪ そっちはどうなのよっ 25 + | |
| 善子ちゃんの言う「最高のプレゼント」をはるかに超えるもっともっと最高のプレゼントを用意してますよ~っ! 26 | |
| こらこら、ケンカしないの。 一番大切なのは二人の発表会を見守ることでしょう? 27 + | |
| ケンカじゃなくて、これは正式な勝負ですから! 負けませーーんっ! 28 + | |
| 勝負って……誰が判断するのやら 29 | |
| もう開場時間は過ぎてるわ。 その話は後にして、会場に入りましょう♪ 30 + | |
| はーいっ! 31 + |