優木せつ菜/故事/32話 秘密の漫画家セット
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おはようございます 1 |
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おはよう、せつ菜ちゃん。 ずいぶん荷物が多いね。重くない? |
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あ、実は、あの付録を持ってきているんです。 なんだかそばに置いておきたくて…… 2 + |
そうだったんだ | |
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あはは、そうだったんだ |
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はい。 でもやっぱり、ちょっと重いですね 3 + |
描きたいものはまとまった? | |
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なるほど。 それで、描きたいものはまとまった? |
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昨日よりは絞れたのですが…… 4 |
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このセットを見ると、アイディアが無限に湧いてしまうんです 6 |
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一体どんなものを描きたいのか、 自分でもわからなくなってしまって…… 7 + |
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どうしたらいいんでしょうね 8 |
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嬉しいけど、困った悩みだね |
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あ、せつ菜先輩、何持ってるんですかー? 11 + |
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かすみさん。 これは漫画家セットですよ 12 + |
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えー!? せつ菜先輩、漫画を描くんですか!? 13 |
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描こうかな、と思っているところなんですが―― 14 + |
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えーーーー!? すごいすごい! すごいですっ! 15 + |
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どんなお話なんですか!? 16 |
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え? ええと…… 17 |
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かすみん、ドレスとかかわいいお洋服が いっぱい出てくるお話が好きなんです! 19 |
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あ、でもせつ菜先輩なら冒険ものとかなんですかね? 20 |
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うーん、なんだろう!? でもせつ菜先輩が描くならどんなお話でも熱い物語ですよねっ。 楽しみだな~。できたら見せてくださいねっ! 21 + |
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かすみさん、楽しみにしていてくれるんですか? 22 |
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え? とーぜんですよ! 23 |
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……ありがとうございます。 私、頑張ります! 24 + |
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出来上がったら、ぜひ読んでくださいね! 25 |
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楽しみですー! 26 + |
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あ、かすみんランニングに行かないと。 じゃあせつ菜先輩、約束ですよー! 27 + |
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はい! 28 |
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私のほかにも、楽しみにしてる読者が増えたね |
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はい! なんだか胸が熱くなってきました…… この想いを、原稿用紙にぶつけます! 31 + |