優木せつ菜/故事/4話 「せつ菜」の理由
角色 | 文字 |
---|---|
せつ菜 | おじゃまします…… 1 |
PLAYER | どうぞどうぞ、そこに座ってて。今出すから |
PLAYER | よいしょ、っと。 はい、せつ菜ちゃんが読みたがってた漫画。 全巻揃ってるよ |
せつ菜 | うわぁ~!! み、見てもいいですか? 3 |
PLAYER | 勿論! だって今日はそのために遊びにきてもらったんだから。 飲み物持ってくるから、読んでていいよ |
せつ菜 | ありがとうございます! 5 |
PLAYER | ごゆっくり~ |
せつ菜 | うわ……大変だぁ……えっそんなダメだよ! ほっ……うんうん、それなら大丈夫だね……って、 またそんな危ないことして~! 7 + |
PLAYER | (くす……せつ菜ちゃんて意外と子供っぽいところがあるんだな。 思ってること口にも顔にも出ちゃってるよ) |
せつ菜 | はあ……かっこいいなあ…… そんなことされたらもう、一生信頼しちゃうよね…… 8 |
せつ菜 | はっ! でも!! 9 |
PLAYER | わっ! びっくりした。いきなり大きな声だしてどうしたの!? |
せつ菜 | す、すみません! 口に出てました? 10 |
PLAYER | うん、さっきからずっと |
せつ菜 | ずっと……うう、すみません。 いつもひとりでこっそり見ているから 独り言が癖になっているのかもしれないです…… 11 |
PLAYER | すっごく楽しそうに読んでるな~って思って見てたよ |
せつ菜 | 見っ……、見てないで、注意してくださいよ~! 12 + |
PLAYER | あははっ、ごめんごめん。せつ菜ちゃんの独り言でだいたい どの辺読んでるかわかったし、私も同じこと感じたな~って 思ったからつい。で、今の大声はなに? |
せつ菜 | あの、ほら、このシーンなんですけど、ここでメンバーの結束が 固まるじゃないですか? なにがあっても仲間! たとえ離れても元の世界で絶対見つけ出す! みたいな 13 |
PLAYER | うんうん |
せつ菜 | でも、このキャラはこの世界では偽名を使っているから、 離れてしまったら探す手立てはないんだなあって思って…… 偽名なんて使わなければよかったのに……うう…… 14 |
PLAYER | ああ、たしかにそうだね……って、せつ菜ちゃん。 そういえば今いい機会だから聞いちゃうけど、 なんでスクールアイドルをしてる時は名前を変えてるの? |
せつ菜 | うーん……以前、 うちではアニメや漫画が禁止だって話しましたよね? 実は、スクールアイドルも禁止されているんです 15 |
せつ菜 | でも、私は高校生になったら絶対スクールアイドルになりたいって 思っていたので、変装をして、名前を変えたら両親にバレずに スクールアイドルができるんじゃないかなって思って…… 16 |
PLAYER | せつ菜ちゃんはほんとにスクールアイドルが好きなんだね……。 そういうことなら、私もできるだけ協力するから、 なにかあったら相談してね? |
せつ菜 | ありがとうございます! 17 |
PLAYER | ついでに…… 「優木せつ菜」っていう名前の由来とかはあったりするの? |
せつ菜 | 由来はですね、大好きなラノベです! 大好きなキャラから借りた名前で活動してると、 すっごいパワーが湧いてくるんです 18 |
PLAYER | あはははっ、そういう由来なんだ! そのラノベってもしかして今アニメでやってるやつ? ユウキ君とセツナちゃんて2人が主人公の…… |
せつ菜 | それです! 今アニメやってるんですよね~。 親に内緒で録画するのが難しくて、 飛び飛びでしか見ることができなくて…… 19 |
PLAYER | よかったら、私が代わりに録画しようか? それでうちで見ればいいよ |
せつ菜 | ええっ!? い、いいんですか!? すごく嬉しいです! ありがとうございます! 20 |