優木せつ菜/氷の絆
外觀
< 優木せつ菜
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| うわ〜! ここがスケートリンクかぁ……! すごい、テレビのスポーツ中継とかで観るのとおんなじだよ〜! | ||
| スケートリンクに来るのは、初めてなんでしたっけ? 1 | ||
| うん。せつ菜ちゃんは、 この前かすみちゃん達と一緒に遊びに来たんだよね | ||
| はい。かすみさんのほかには、 真姫さんと凛さん、曜さん、鞠莉さんも一緒でした 2 | ||
| そっか……。いいなぁ、私は用事があったから、 せっかく誘ってもらったのに断っちゃったんだよね。 行きたかったな〜 | ||
| うふふ♪ 曜さん達とはまた遊びに来ようと約束しましたので、 次は是非あなたも遊びましょう 3 + | ||
| うん! | ||
| すーい、すい〜♪ くるくるっ♪ 5 + | ||
| ふふふ♪ ステージの上でもこんなふうに、 スケートで滑るようになめらかなターンができたらいいですね〜♪ 6 | ||
| すごい! | ||
| す、すごいね、せつ菜ちゃん…… プロのスケート選手みたい…… | ||
| そんなことないですよ! まだまだ…… 7 | ||
| ど、どうしたんですか!? そんな、手すりにがっしり抱き着いて……! 8 | ||
| 危ないよ! | ||
| せ、せつ菜ちゃん危ないよ、 そんなにスピード出したり回ったりしたら……! | ||
| 大丈夫ですよ。ちゃんと安全に気を付けて滑っていますから。 あなたもほら! こっちに来て一緒に滑りましょう♪ 9 | ||
| いや、足元が思った以上に不安定で、 手すりを離したら絶対転びそう…… ごめんね、せっかく来たのにこんなザマで | ||
| 大丈夫、慣れれば楽しいですよ。 お手伝いしますから、まずは手すりじゃなくて、 私の手をつかんで滑ってみましょう。ね♪ 10 | ||
| ……わ、分かった。みんなと遊びに来た時、 ちゃんと一緒に滑りたいもんね。 お願いします、せつ菜ちゃん! | ||
| お任せください♪ 11 | ||
| 右、左、右、左……足の角度、注意してくださいね、 重心は氷に乗っているほうの足に置くようにして…… 12 | ||
| うん。角度に注意……重心は氷に乗ってるほう…… わ、私、ちゃんと滑れてるかな? | ||
| はい! とても上手ですよ。ほら、見てください。 最初の手すりからもうあんなに離れましたよ! 13 | ||
| ほんとだ……! やってみるとできるものだね……。 せつ菜ちゃんのおかげだよ。ありがとう! | ||
| いえいえ、私は大したことはしていません。 あなたの覚えがとても早いんですよ! この調子なら手を離しても大丈夫そうですね 14 | ||
| えっ、ま、待って! まだ心の準備が――うわっ! | ||
| きゃあっ! 15 | ||
| いたたた…… 18 | ||
| ご、ごめん、せつ菜ちゃん! 大丈夫!? けがしてない!? | ||
| ……ふ、ふふふふふ♪ 19 + | ||
| ええっ、なんで笑うの? | ||
| いえ、今と全く同じ状況があったなぁ、と。ふふふ♪ 20 | ||
| ……それってもしかして、 主人公とライバルの子が練習中に転んじゃうシーン……? | ||
| !! 知ってるんですか!? あのアイススケートアニメ! 観てるんですか!? 21 | ||
| えーっと、前にせつ菜ちゃんにすごい勢いでおすすめされてから、 ちょっと気になって……第2話だっけ? | ||
| はい! 第2話ではまだ主人公がスケート初心者で、 ライバルの子はスケートの先輩として、 主人公に滑り方を教えてあげるんです! 22 | ||
| 手を離したら、慌てた主人公と一緒に転んじゃうんだよね。 確かに今の状況とそっくりだ。 私とせつ菜ちゃんはライバル同士なわけじゃないけど…… | ||
| でも、たとえライバルでも、 その2人はお互いかけがえの無い存在なんです。 今の私達、まるでその2人になったみたいですね 23 + | ||
| かけがえの無い……な、なんか恥ずかしいね。 だけど嬉しいな。アニメの再現でも、 せつ菜ちゃんとそんなふうになれるなんて | ||
| ふふ♪ アニメじゃなくても、 あなたは私にとって、かけがえの無い大切な人ですよ 24 | ||
| あなたが私の世界を、氷のようにきらきらと美しく、 輝かせてくれるんです 25 | ||