園田海未/故事/4話 弓道大会へ
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| あれ……海未ちゃん? | ||
| こんにちは。休日に会うのは珍しいですね、お出かけですか? 1 | ||
| うん。今日は部活もお休みだし、買い物でもしようかなって。 海未ちゃんのその荷物は……もしかして、弓道? | ||
| はい。今日は練習試合があるんです 2 | ||
| そうなんだ! (弓は海未ちゃんの身長よりもずっと大きい。 どういう風に弓を扱うんだろう?) | ||
| (海未ちゃんが弓道してるところ、見てみたいなあ。 袴姿も似合うんだろうなあ) | ||
| ……考えていることが顔に出ていますよ? 3 | ||
| う、うそっ!? | ||
| ふふっ。見て面白いかどうかは分かりませんが…… 練習試合の見学ならできますよ 4 | ||
| いいの? 迷惑にならないかな | ||
| いえ、あなたでしたら歓迎します。 その……心の中で応援してもらえたら嬉しいなと 5 | ||
| ありがとう、海未ちゃん! | ||
| ふう…… 6 | ||
| (まだ試合開始まで時間があるけど…… 海未ちゃん、緊張してるのかな?) | ||
| 静かに見守る | ||
| (きっと集中してるんだ。邪魔しないようにしよう) | ||
| ………… 7 | ||
| (すごく真剣な表情。海未ちゃん、かっこいい……) | ||
| 声をかけてみる | ||
| きっと海未ちゃんなら大丈夫だよ | ||
| ……ありがとうございます。その言葉が嬉しいです 8 | ||
| では、行ってきます 9 | ||
| うん。頑張ってね、海未ちゃん……! | ||
| 海未ちゃん、試合お疲れさま! 次々的に命中させていく海未ちゃん、とってもかっこよかったよ! | ||
| 長い間見学させてしまってすみません。 退屈だったのではありませんか? 11 | ||
| 全然! 道場のピンと張り詰めた空気も、堂々と構える姿勢も、 矢を射る音も全部が新鮮だったから | ||
| それに、海未ちゃんが静かに集中する姿を見て…… 海未ちゃんらしさはこういうところで作られたんだって感じた | ||
| そうかもしれませんね。人と試合をすると言っても、 肝心なのは自分との戦いですから 12 | ||
| ですが、あなたが見てくれていることが、 いい意味で緊張につながったのかもしれません。 よく集中できたように思います 13 | ||
| 本当? 邪魔にならなくてよかった | ||
| 邪魔なんてとんでもありません! 14 | ||
| あなたの話を聞いて、とても楽しかったです。 よかったら、また見に来てくださいね 15 | ||