天王寺璃奈/故事/3話 スクールアイドルの力
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| うわ、わわ…… 1 | |
| ひえ~、予想はしてたけど、すごい人だね…… 璃奈ちゃん、大丈夫? | |
| うん……。人がいっぱいで、 璃奈ちゃんボードの表情が変えられないよ…… 3 + | |
| あはは……最初の顔のままだね…… | |
| 一体、ここで何が始まるの? 何を見るの? 4 | |
| もうすぐ分かるよ | |
| ? あ、ステージに誰か出てきた 5 | |
| スクールアイドル……? これって、スクールアイドルのライブだったの!? このライブのために、こんなにたくさんの人が……!? 6 | |
| そうだよ。近くに住んでる人も、遠くから電車で来た人も、 海を越えてきた人も、色んな人がたくさん来てる | |
| みんな、スクールアイドルと心を通わせたくて、集まった人達だよ | |
| 心を、通わせるために…… 7 | |
| 『では早速、トップバッターのスクールアイドルに ご登場いただきましょう! この方です!』 | |
| 『みんな――――! こんにちは――――っ!!』 8 | |
| !! こ、この声は……! 9 | |
| 『今日は来てくれてありがとう! こんなにたくさんの人が集まってくれるなんて、 とても嬉しいです!』 11 | |
| 『みんなの想い、私の想い、 ひとつに合わせて最高の時間を作り上げましょう! それでは聴いてください――――』 12 | |
| せつ菜さん……! せつ菜さんもこのライブに参加するんだ……! 14 | |
| すごい盛り上がり! やっぱりライブって心が弾んじゃうよね♪ | |
| それにしても、さすがせつ菜ちゃん、 一番手でも堂々としたパフォーマンス! ねぇ、璃奈ちゃん……璃奈ちゃん? | |
| すごい……みんな心がひとつになってる。 会話をしてるわけでもないのに、ううん、 会話するよりずっと、胸がドキドキして熱い…… 15 | |
| どうして? なんでこんな気持ちになるの? 16 | |
| それが……スクールアイドルの力なんだよ | |
| スクールアイドルの、力? 17 | |
| スクールアイドルの歌には、嘘偽りのない まっさらな想いが乗ってるんだと思う。純粋で強い想い。 だから、聴くと胸が熱くなって、たまらなくなる | |
| そして、聴いた人はその熱い想いを声援に乗せて返すの。 たとえ向かい合っていなくても、 歌と声援で想いを伝え合えるんだよ! | |
| 歌と声援で、想いを……すごい、それ、すごく素敵! 私も、こんなふうにたくさんの人と心を伝え合いたい 18 + | |
| できるよ、璃奈ちゃんなら | |
| ほんと? ほんとにできるかな? 19 | |
| もちろん。だって……忘れちゃったの? 璃奈ちゃんだって、スクールアイドルなんだよ! |