宮下愛/故事/15話 パーフェクト・ガール!
角色 | 文字 | |
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PLAYER | 愛ちゃん、今度の日曜日ってなにか予定ある? | |
愛 | うん、ソフトボールの大会があるんだ~。でもなんで? 1 + | |
PLAYER | よかったらまたスクールアイドルのライブを 見に行こうかなって思ったんだけど…… 大会って誰かの応援? | |
愛 | いや、出る方。 ソフトボール部の部長に助っ人頼まれちゃったんだよね 2 + | |
PLAYER | ああ、 愛ちゃんって色んな所から助っ人に呼ばれるよね | |
愛 | 有り余る才能が怖いのう、なーんちゃって、あははっ♪ 3 | |
PLAYER | あはは、 私も愛ちゃんの10分の1でいいから才能が欲しかったよ | |
愛 | ええ〜、なに言ってるかなー、 誰にも負けない素敵な才能を持ってるくせに 4 + | |
PLAYER | え、なにかあったかな? | |
愛 | みんなを応援できる才能。 君くらい誰かのために一生懸命頑張れる人間て、 そういないって 5 + | |
PLAYER | そうかな? そんな大したことしてないけど | |
愛 | そう思える時点で凄いんだよ 6 | |
PLAYER | ん~、ピンと来ないな。 でも、そういうことなら、愛ちゃんの応援に行こうかな | |
愛 | え? ライブはいーの? 7 | |
PLAYER | 愛ちゃんの活躍を見たいもの。それともお邪魔かな? | |
愛 | まっさかー! 君の応援があったら愛さん、 すっごく頑張れるから見に来てよ 8 | |
PLAYER | うん、それじゃ私も頑張って応援するね | |
愛 | よろしくねー! 9 | |
愛 | ふ~、終わった終わった 11 | |
PLAYER | 優勝おめでとう。大活躍だったね。 あそこでホームランとか、さすが愛ちゃん、もってるね! | |
愛 | あはは、ありがとー、ちゃんと君の声援聞こえてたよ! だから愛さん張り切っちゃった♪ 12 | |
愛 | やっぱり君はすごいよね。 つか君の声を聴いたらいつもより100倍チカラがわいてきたよ 13 | |
愛ちゃんなら活躍間違いなし | ||
PLAYER | ううん、私の応援に関係なく、 愛ちゃんの実力なら活躍間違いなしでしょ | |
愛 | いやいや、応援の力ってのは侮れないから 14 + | |
役に立てて嬉しい | ||
PLAYER | 少しでも役に立てたなら嬉しいけど…… でも、やっぱり愛ちゃんの力だと思うな | |
愛 | いやいや、少しどころか、もの凄くお役に立ったって 15 + | |
PLAYER | でも、さっきはちょっと焦っちゃったな | |
愛 | え、なんで? 16 | |
PLAYER | だって、ソフトボール部の部長さんにすごい勧誘されてたでしょ? 愛ちゃんはソフト部入ったらピッチャーで四番を張れる、って | |
愛 | ああ、あの部長も大げさだよね〜。 ずっとソフトに捧げてきた人たちになんて、 アタシじゃ全然敵わないっての 17 | |
PLAYER | 愛ちゃんの言うことも一理あるけど、 今日の活躍を見たら勧誘したくなる気持ちはわかる! | |
愛 | あははっ、じゃあ、ピッチャーで四番なんて 花形にもなびかなかった愛さんにご褒美ちょーだい♪ 18 + | |
PLAYER | え? | |
愛 | 今から原宿にスクールアイドルのライブを見に行こうよ! まだ間に合うよね 19 | |
愛 | 自分の好きなことに打ち込むソフト部のみんなを見てたらさ、 な~んか愛さん、無性にライブを見に行きたい気分になっちゃった 20 | |
PLAYER | いいね、行こう行こう! |