宮下愛/故事/19話 白衣のスクールアイドル?
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| 今日は、おねーちゃんのお見舞いに一緒に行ってくれて、 ありがとう 1 | ||
| ううん、こちらこそ連れて行ってくれてありがとう。 美里さん、気を遣ってなかったかな? | ||
| ぜーんぜんだよ! むしろ喜んでたよ。 おねーちゃん、ずっとニコニコしてたでしょ? 2 + | ||
| そうだね。 あんな本当のお姉さんみたいな人がいるの、羨ましい | ||
| ふっふー♪ 明るくて優しい、自慢のおねーちゃんだよ! 3 + | ||
| あはは、美里さんと同じこと言ってる | ||
| え、どういうこと? 4 | ||
| 愛ちゃんが席を外した時、言ってたの。 明るくて優しい自慢の妹、本当の妹みたいに思ってるって | ||
| マジで? なんか、すっごい照れるんだけど…… 5 + | ||
| 恥ずかしがることないのに | ||
| 恥ずかしがることないのに | ||
| いや、まー、嬉しいけどさー。 愛さんがいるところにしてほしい…… いや、それもダメだ。余計恥ずかしい 6 + | ||
| 愛ちゃん可愛い | ||
| 恥ずかしがる愛ちゃん可愛い | ||
| もー! 愛さんのことからかうの禁止ー! 7 | ||
| それにしても、愛ちゃんって病院のアイドルでもあったんだね | ||
| 病院のアイドル? 8 | ||
| だって、患者さんたちみんな愛ちゃんのこと知ってるから。 びっくりしちゃった | ||
| そりゃあ、あそこには何度も通ってるしね 9 | ||
| だからって普通は覚えられないよ? 美里さんの隣のベッドにいたお婆ちゃん言ってたよ。 愛ちゃんが来てくれると病室が明るくなる、優しい子だって | ||
| そんなベタ褒めされるようなことしてないけどな…… お喋りするくらいだし。他の誰かと間違えてない? 10 + | ||
| ううん、愛ちゃんのことだよ。 向かいのベッドの人も、愛ちゃんがくると賑やかねって言ってた | ||
| 愛ちゃんとお喋りしてると、自分が入院してることや、 ここが病院だってことを忘れちゃうくらい楽しいって | ||
| きっと他の患者さんも同じだと思う。 だって愛ちゃん、商店街にいるときと同じように、 いろんな人から声をかけられるでしょ? | ||
| ま、まあ、そうだねえ…… 11 + | ||
| そういうのって、誰にでもできることじゃないよ。 愛ちゃんだからこそ、みんなを笑顔にできるんだなって思った | ||
| なんか愛さんのカブ上がりまくってるんだけど…… いや、ホント、普通にしてるだけだから 12 + | ||
| だから凄いんだよ。自然にみんなを幸せにできるんだもん。 「楽しい」を作れるって、すごくパワフルなことだと思う | ||
| そうかなぁ……ピンとこないけど…… 13 | ||
| もし君の言うとおりなら、嬉しいな♪ 14 | ||