宮下愛/故事/4話 うぇいうぇいの関係!
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| これがしずくちゃんが言ってたお芝居のDVD。でも珍しいね? 愛ちゃんがお芝居のメソッドを取り入れたいって言うなんて | |
| いやー、だってしずくがすごい楽しそうにやってるから、 そんないいならアタシも試してみたいなって思って…… 1 | |
| あれ? おーい、せっつー! 2 | |
| え? 愛ちゃん? | |
| なーに、その本の山。 手伝うからちょっと貸して 3 | |
| え? あ、愛さん? これはスクールアイドルの参考書籍です。 図書室の蔵書に加えてもらったので借りてきました 4 | |
| せつ菜ちゃん! 気づくの遅れてごめん! 重そうだね、私も持つ | |
| 3人で持てば軽い軽い。はやく運んじゃおう 5 | |
| すみません、手伝ってもらってしまって 6 | |
| 何言ってんのせっつー。 仲間なんだからもっと頼ってよ 7 | |
| ありがとうございます! 正直助かりました 8 | |
| 紙って重たいよねー。ぺらぺらのくせに数が集まると めちゃくちゃずっしりくるもんね 10 | |
| それにしても愛ちゃんよく気がついたね。 情けないけど、私全然気づけなかったよ | |
| え? なんだろ、カンかな? たまたま気づいただけだよ~ 11 | |
| あははっ、超能力みたい | |
| 笑い事じゃなくホントに超能力かもしれませんよ! 愛さん、 私と一緒に外周をランニングしていた時、今と同じように、 荷物を運ぶのに困っていたおじいさんを見つけてましたもん 12 | |
| そういえば……歩道橋の前でベビーカーを持って困ってた 赤ちゃん連れのお母さんも手伝ってた…… | |
| 愛さんは人助けの名人ですね。 なかなかできないことだと思います 13 | |
| いや、そんな大層なもんじゃないからヤメて……。 別に困ってる人たち見たらみんな手伝うでしょ? それがきっかけで友達増えることもあるし 14 + | |
| これぞまさにうぇいうぇいの関係! 15 | |
| それを言うならウィンウィンでは…… | |
| みんな仲良くウェーイ! ってなるから愛さん的には合ってる! とにかく、みんなで楽しく笑顔で過ごせたらそれが一番じゃん? って、コレ、おねーちゃんの受け売りなんだけどさ 16 | |
| お姉さんから教わったことなんだね。 ……素敵だな。見習わないと! | |
| 素敵なお姉さんですね。 楽しく笑顔で過ごしていたほうが絶対にいいですよね 17 | |
| うんうん、そーだよね。 笑顔が一番! 18 | |
| ねえ、愛ちゃん、 スクールアイドルも、みんなのことを笑顔にするんだよ? | |
| え? どういうこと? 19 | |
| 私、愛ちゃんを誘う時に、言ったよね? 見たことのない景色が見えるかもしれないよって。 それって、愛ちゃんの目の前いっぱいのみんなの笑顔なのかも | |
| 私もそう思います! 20 | |
| そっか……。 スクールアイドルをやってたら、みんなを笑顔にできるのか。 えー、なにそれ、最高じゃない? 21 | |
| スクールアイドルは最高ですよ! 22 | |
| そんな景色が見れるといいね! | |
| めっちゃやる気でてきたー! しずくに演劇のメソッドを 教えてもらうけど、せっつーにも、なんか知恵を拝借しよーっと。 君も、アタシのステージ作戦の相談に乗ってもらうよ! 23 |