小原鞠莉/エピソード/5話 鞠莉の真意
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| そろそろ帰るわ | ||
| もう? ……そっか。 そろそろ行かないと、沼津に着くの、 夜中になっちゃうもんね | ||
| とぉーっても楽しかったわ! あなたのおかげでね♪ | ||
| 私は何も…… ほとんど鞠莉さんの後をくっ付いて行ってただけだし。 最後のニジガクくらいだよ、私が鞠莉さんより先を歩けたの | ||
| あなたの学校が見られてよかったわ。 スクールアイドルにも……全員に会えなかったのは残念だったけど | ||
| それは私も残念 | ||
| それは私も残念。 まぁ今日は元々休みだし、いなくて当然ではあるけど | ||
| 構わないわ。同じスクールアイドルだもの。 いつかどこかで会えるかもしれないわ | ||
| 私も、ちゃんと全員紹介したかった | ||
| 私も、ちゃんと全員紹介したかった。 全員に連絡して集まってもらえばよかったかな…… | ||
| いいのよ。 私の勝手で貴重なお休みを潰させるわけにはいかないわ | ||
| それに、あなたが意外と罪作りってことが分かったしね♪ | ||
| ?? どういうこと? | ||
| 後で歩夢にちゃーんとフォローを入れておくのよ! | ||
| うん……? | ||
| あ。それはそうと、鞠莉さん、 今日は本当に何にし東京に来たの? | ||
| 何って? | ||
| 今日行ったところ、結局全部学校だったでしょ? しかも、事前に許可を取ってたってことは | ||
| そもそも最初から 観光なんてする予定じゃなかったってことだよね? | ||
| ……その通りよ。観光って言ったのは嘘。 だましていてごめんなさい | ||
| やっぱり…… じゃあ、本当の理由は…… | ||
| 実は今日は…… ビジネスで東京に来たの! | ||
| ビ、ビジネス!? | ||
| 教育に携わる者として、子供たちの学ぶ環境を より良いものとするため、他県の学校とも手を取り合い、 共に高め合うことを話し合いに来たの | ||
| そう! 今日のマリーはずっと浦女の理事長。 ノットプライベートだったのデス! | ||
| そ、そうだったの!? そんな、仕事だったのなら私、足手まといというか、 完全に邪魔だったんじゃない!? | ||
| そんなことはないわ。 とても優秀なアシスタントだったわよ | ||
| 他校生の視線に挙動不審だったのに……? | ||
| ぷるぷる震えてる姿が サイコーにチャーミングだったわ~♪ | ||
| ううっ、やっぱり役立たずだったんじゃん…… | ||
| さぁ、そろそろ本当に行くわ。 今度は沼津にも遊びに来てちょうだい。 チャオ~♪ | ||
| ばいばい。気を付けてね~ | ||
| ……あれ? 話し合い、って…… 鞠莉さん、私と一緒に校内をうろうろしただけだったような…… | ||