月夜のフェアリーテイル/第7話
角色 | 文字 |
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せつ菜 | そして夜明けと共に妖精は去り、少女は天使と堕天使に連れられ、 日常に戻ったのだった…… 0 |
せつ菜 | こんな感じでどうですか!? 今度のイベントで披露する劇のストーリー! 1 |
穂乃果 | すっごーい、せつ菜ちゃん! その話、全部1人で考えたの!? 4 |
せつ菜 | 大まかな流れは。細部の展開は しずくさんにも相談に乗ってもらいました 5 |
愛 | ああ~、最近2人で熱心に何か話してると思ってたけど、 そういうことだったのか! 6 |
善子 | なんっっでこのヨハネが使用人の役なのよ~~~~っ!! 7 |
絵里 | 天使の役なんて、ちょっと恥ずかしいわ。 私なんかに務まるかしら 8 |
穂乃果 | ぴったりだよ~! 天使の絵里ちゃん、きっと素敵だろうなぁ……! 9 |
愛 | せっつーからの妖精役の要請、愛さん頑張っちゃうよ~♪ 10 |
せつ菜 | ありがとうございます! みなさんに気に入ってもらえたみたいで―――― 11 |
鞠莉 | ………… 12 |
せつ菜 | あ、あのぅ、鞠莉さん……? 13 |
鞠莉 | え? あ、ソーリー! 何かしら? 14 + |
せつ菜 | もしかして、お気に召しませんでしたか? さっきお話ししたストーリー…… 15 |
鞠莉 | そんなことないわ。ファンタジックでエキサイティング! とっても素敵なストーリーだと思うわ 17 |
せつ菜 | 本当ですか? よかった……ずっと黙っていらしたので、 何か気に障るところがあったのかと…… 18 |
鞠莉 | 不安にさせちゃってごめんなさいね。 ちょっと昔を思い出してただけ 19 |
せつ菜 | 昔? 20 |
鞠莉 | ええ。星を見に連れ出してくれた、 可愛い妖精さん達のことをね 21 |
せつ菜 | えっ……鞠莉さん、本当に妖精を見たことがあるんですか!? そ、その話、もっと詳しく―――― 22 |
善子 | せつ菜! さっきのストーリー、修正を要求するわ! ヨハネは人間界を未曽有の混沌に陥れる魔王の役よ! 23 |
絵里 | そんなキャラクターが登場したら、 ストーリーがめちゃくちゃになっちゃうわよ 24 |
せつ菜 | あ、ご安心ください。ストーリーのストックはまだあります。 善子さんの言う役に一番近いものが登場するのは…… こっちの台本ですね! 25 |
穂乃果 | 見せて見せて! そっちのお話にも空飛ぶシーンある? どんなふうに演じればいいのかな? ワイヤー? ワイヤーで吊ってびゅ~ん!とか!? 26 |
善子 | ちょっとぉ! この話の魔王、 バナナで滑って気絶してから全然出てこないんだけど!? 27 |
愛 | 愛さん達は戦うメイドさんか~。 こりゃ殺陣の練習が要るな 28 |
絵里 | ちょっと待って、その台本は一体どういう話なの? 29 |
穂乃果 | あ、私は牧師さんの役なんだね。面白そう~! どのシーンから飛ぶの? 30 |
愛 | 穂乃果~、ちょっと飛ぶことから離れよっか 31 |
せつ菜 | この話も自信作なんです! さっきの話とどちらにするか最後まで迷ってたんですよ 32 |
善子 | バナナで転んで退場なんてかっこ悪過ぎじゃない! これならまださっきのメイド堕天使のほうがマシよ! 33 |
鞠莉 | ふふっ♪ あの星の夜みたいな、期待に満ちた胸の高鳴り…… 34 + |
鞠莉 | 今度は私達が、そんな気持ちを大勢の人に届ける番なのね。 この子達と一緒に…… 35 |
穂乃果 | 鞠莉さん、イベント楽しみだね! 早く当日にならないかなぁ♪ 36 |
鞠莉 | あっという間になっちゃうわよ♪ みんなで力を合わせて、素敵なステージにしましょう! 37 |
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