朝香果林/故事/3話 前を向いて上を目指して

出自𝓛𝓛𝓢𝓘𝓕 𝓐𝓛𝓛 𝓢𝓣𝓐𝓡𝓢 スクスタ 𝓦𝓘𝓚𝓘
角色 文字
player_c.png PLAYER (ああ、もう外が真っ暗だ。
 みんなの練習スケジュールを考えてたら気づかなかった。
 もうみんな帰っちゃってるかな……)
player_c.png PLAYER みんな! もうすぐ最終下校の時間だよ!
あれ……今日の居残りレッスンは果林さんだけ?
204_c.png 果林 あら、今日は顔を出さないのかと思った。
彼方とかすみちゃんが奥で着替えをしているわ 3
player_c.png PLAYER そうなんだ。じゃあ2人にも声かけてくるね
player_c.png PLAYER ……とその前に、
果林さん、ここ最近ずっと残ってるけど頑張りすぎじゃない?
204_c.png 果林 いいえ、むしろ今までが足りなかったと思うの。
だってこの同好会には…… 4 +
204_c.png 果林 あの子がいるもの。
あの子を見ていたら、誰だって触発されるでしょ? 5
player_c.png PLAYER せつ菜ちゃんのことだね。
果林さんとせつ菜ちゃんて仲良いよね
204_c.png 果林 ふふっ、そう見える? 残念ながらハズレ。
私が一方的にライバル視してるだけよ 6
player_c.png PLAYER 一方的にだなんてそんな!
果林さんだってせつ菜ちゃんに負けないくらいすごいと思うよ!
204_c.png 果林 ありがと。でも「負けないくらい」か。
「せつ菜ちゃんより上」にはほど遠いかな 7
player_c.png PLAYER えっ、その、あの……
204_c.png 果林 うふふ、ゴメンゴメン。ちょっと意地悪だったわね。
私、キミのそういう嘘つけないところ大好きなのよ 8
204_c.png 果林 この同好会のことも大好き。
だって、今すごく充実してるって思うんだもの 9
204_c.png 果林 モデルをやってる時にはなかった感覚なの。
スクールアイドルになって初めて感じられた気持ちよ 10
player_c.png PLAYER え?
204_c.png 果林 ……私ね、今まで、モデルの仕事をしても誰かと競い合うとか
そんなこと考えたことなかったの 11
204_c.png 果林 言われた通りにやって、それなりに褒められて、
ちょっといい気持ちになってそれで終わり 12
204_c.png 果林 でも、今は違うの。
今は、自分の選んだ道で誰かに負けたくないなって、
思うようになってきたのよね 13
204_c.png 果林 まだ理想とするところには届かないけど、こうなりたいって目標に
向かっている毎日にやりがいを感じるの。これが充実してるって
ことよね。モデルの仕事ではあまり感じられなかったの 14
204_c.png 果林 だから、キミに感謝してる 15
player_c.png PLAYER え?
204_c.png 果林 キミがスクールアイドルに誘ってくれなかったら
私はこんな毎日を送っていなかっただろうし、
負けたくないと思えるライバルにも出会えてなかった 16
204_c.png 果林 だから、感謝してるの。
あらためて、ありがとう 17
204_c.png 果林 私が思い描くスクールアイドルになれるよう、
これからも努力を惜しまないわ。
だから、よろしくね 18
player_c.png PLAYER 果林さん……。私、全力でサポートするよ!
こちらこそよろしくお願いします!
206_c.png 彼方 こらそこ~! 彼方ちゃんたちも居残りしてるってこと、
忘れてもらっちゃ困るな~! 20
202_c.png かすみ 果林先輩ずるいです~!
かすみんだって先輩にたくさんサポートしてもらいたいのに~! 21
player_c.png PLAYER もちろんかすみちゃんのことも、全力でサポートするよ!
204_c.png 果林 あら、私だけが独占できると思ったのに。残念だわ 22
player_c.png PLAYER か、果林さん~!