朝香果林/故事/30話 果林の冒険
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| う……ん 2 | |
| あ、起きた? 果林さん | |
| やだ、私眠ってた!? 3 | |
| ご、ごめんなさいね…… 4 | |
| 気にしないで。あれだけ遊んだんだから当たり前だよ | |
| もう東京に着く? 5 | |
| ううん、まだちょっとあるよ | |
| そう。うー……ん、 寝たらスッキリしたわ 6 + | |
| さすが、回復も早いね | |
| ふふっ。島にいた頃みたいに思いっきり遊んで、 身も心もリフレッシュできたからかもね 7 | |
| ねえ、果林さんのいた島って、 話を聞くとすごくいいところに思える。 それなのに、どうして島を離れちゃったの? | |
| うーん……。確かに、島はいいところよ。 どこもかしこもきれいで、食べ物もおいしいし 9 + | |
| でも、代わり映えのしない毎日で…… 10 | |
| 変化が欲しかった……んだと思うわ。きっと 11 | |
| 変化か……。<nr/>果林さん、冒険したかったのかな。 浜辺でも探検しよう、って言ってたし | |
| ふふっ、確かにそうね。 いろんなものを見てみたかったわ 12 + | |
| 私、テレビや雑誌で見るような、 島にはないキラキラした世界に憧れてたの 13 | |
| スタイルには自信があったから、 挑戦してみよう、って思って…… 14 + | |
| メイクの練習をして、精一杯大人ぶった写真を撮って、 よく読んでた雑誌の読者モデルに応募したわ 15 | |
| 果林さんならもちろん合格だよね。 それで島を離れたのか~ | |
| でも、ひとりでこっちに来るなんて、ご両親は心配しそうだね | |
| 説得は大変だったわよ。 すっごい勉強したしね…… 16 + | |
| 果林さんがすっごい勉強……。 それを見たら本気度がわかるよね…… | |
| もう! 茶化さないの! 17 | |
| ごめんごめん | |
| あははっ、ごめんごめん | |
| 次、同じことしたらくすぐっちゃうわよ! 18 + | |
| つい…… | |
| 勉強が苦手な果林さんが勉強頑張った、って聞いたらつい…… | |
| 不本意だけど、キミにも私の本気度が伝わったようね 19 + | |
| まあ、いいわ。そういうことで、 私は冒険に飛び出した、ってワケよ 20 | |
| けど、まさか、その冒険が スクールアイドル活動につながるなんて思いもしなかったわ 22 | |
| それこそ冒険だよ。先が読めないんだもの | |
| 先が読めないからこそ、キミの助けが必要なのよ 23 | |
| だから、これからも私と一緒に冒険しましょうね♡ 24 | |