朝香果林/故事/4話 誰にも負けないもの
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| ちょっといいかしら? 1 | |
| どうしたの? | |
| キミに相談したいことがあるんだけど、 スクールアイドルとして、私の武器はやっぱりセクシーさよね? 2 | |
| ……えっと、それだけじゃないとは思うけど、 セクシーさは、誰にも真似できない果林さんの魅力だよ! | |
| そうよね。私もその自覚はあるの。 じゃあ、私の良さを最大限に活かすには、どうしたらいいと思う? 3 | |
| この間のデートで私の内側を見てもらったし、 外側からも私を見てくれているキミの意見が聞きたいのよ 4 | |
| 一番わかりやすいのはダンスだと思う。見たり聞いたり、 五感にアピールするのがわかりやすいといえばわかりやすいよね | |
| 果林さんはもともとモデルさんだし、こういう動きをしたら こう見えるっていうテクニックはあるでしょ? | |
| そうね。そこは強みだからもっと強化したいのよ 5 | |
| でも、果林さんのセクシーさって、単にスタイルとか テクニックとかそういうものだけじゃないと思うんだ。 何気ないしぐさなのに目が離せないって言うか…… | |
| そこのところ、できれば具体的に知りたいんだけど 6 | |
| うーん……ちょっと言葉にするのが難しいから、 みんなの意見も聞いてみない? | |
| 私が自分の武器をもっともっとうまく扱えるようにするには どうしたらいいと思う? 8 | |
| はい! ダンス! ダンス推しでいきたいです! 10 | |
| ぐいぐいくるわね…… 11 | |
| わかりみ~。カリンのダンスは魔性なトコあるもん 12 | |
| ですよね!? 私、果林さんのダンスが大好きで、見ていると ぽわ~ってなっちゃうんですよね 13 | |
| 私も、果林さんのダンス、好き。かっこいい。きれい 14 | |
| そう? 身体を使うのは好きだし、 やっぱりまずはダンスに力を入れることにするわ 15 | |
| あのあの、それなら、相手を誘うように指先を動かすのとか、 そーゆーの見てみたいです…… 16 + | |
| そうだよね。 果林さんって指先まで動きがきれいだからそういうの見たいよね! | |
| 具体的に言ってもらえると参考になるわ。 指先……そっか…… 17 | |
| わたしはね、果林ちゃんが会場を見渡す目線が すっごくセクシーだなって思ってたんだ~ 18 | |
| なるほどね。一概にダンスって言っても、 体の末端や表情まで意識的に気を配るようにしないとね 20 | |
| 彼方ちゃん提案~。 いま言ったのを取り入れた振り付け、みんなで考えてみない? 21 | |
| 私も果林さんに是非やってほしい 振り付けのアイディアがあります! 22 | |
| ありがとう。みんなの意見を聞いてよかったわ 23 | |
| やっぱりこういうのは、 みんなの意見があるといろんな発見があるね | |
| 次は、うまく言葉にできないじゃなくて、 ちゃんとキミ自身の言葉で聞かせてよね 24 | |
| うん! もっともっと果林さんのこと研究しなくちゃ。 今日の居残りレッスンはずっとついてていい? |