朝香果林/牛のおまもり
外觀
< 朝香果林
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| あれ、果林さんから電話だ | ||
| もしもし | ||
| あけましておめでとう 3 | ||
| 果林さん、あけましておめでとう。 今年もよろしくね | ||
| こちらこそよろしく。 ねぇ、今ちょっといいかしら? 4 | ||
| 実は今、キミの家の近くに来てるの。 出てこられる? 5 | ||
| そうなんだ。すぐ行くよ | ||
| 遅くにごめんなさいね 7 | ||
| ううん、大丈夫だよ。 それよりどうしたの? 何かあった? | ||
| 実は、キミに渡したいものがあって。 はい、これ 8 | ||
| これは……おまもり? かわいい! 牛の絵が描いてある! | ||
| 今日、友達と一緒に初詣に行ったの 9 | ||
| そこで、このおまもりを見つけてね。 とってもかわいいから、キミに渡したくって。 もらってくれるかしら? 10 | ||
| もちろんだよ。 嬉しい! 大事にするよ | ||
| そう? よかった 11 | ||
| もしかして、そのために来てくれたの? | ||
| そ。これを渡したらキミがどんな顔するかな、と思ってね 12 + | ||
| そうなんだ……えへへ | ||
| ? なに? 13 + | ||
| 動物が好きだよね | ||
| 果林さんって、本当に動物が好きだよね。 前もひとりで動物園に行こうとしてたし | ||
| 私のキャラじゃないことは、分かってるわ。 でも好きなんだから、しょうがないじゃない 14 + | ||
| 私は、そういうところも果林さんらしいって思うけどな。 自分のキャラじゃないとか言って、照れたりするところ | ||
| なんでもない | ||
| ううん、なんでもない | ||
| なによ。 はっきり言いなさい 15 | ||
| わざわざ持ってきてくれるなんて…… もしかして、これって特別なのかな、って | ||
| っ! 勘違いしないでよ。 これは……そう、お礼よ。 日頃お世話になってるから、感謝のお礼 16 + | ||
| そっか、お礼かぁ。 ありがとう、果林さん | ||
| 分かればいいのよ 17 | ||
| それにしても嬉しいなぁ。 私も今度、お返しするね | ||
| なに言ってるの。もう受け取ったわ 18 + | ||
| え? | ||
| キミの笑顔。私はそれが見たかったの 19 | ||