松浦果南/たまにはこんな日も
外觀
< 松浦果南
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| お待たせ~。はい、お茶とお菓子♪ 2 | ||
| あっ、ありがとう、果南さん。 お菓子持つよ。どこに置く? | ||
| そこでいいよ。キミも適当に座っちゃって。 はい、クッション 3 | ||
| うん。ありがとう | ||
| 海、気になる? さっき窓から見てたでしょ 4 + | ||
| ……うん。やっぱり波、高いね。 ダイビングは無理かなぁ…… | ||
| ふふふ♪ キミもすっかり海の虜だねぇ 5 + | ||
| 私も、こんなに海の状態を 気にするようになるなんて思わなかったよ。 すっかり果南さんに毒され―――― | ||
| ん? なんだって? 6 | ||
| なんでもないです | ||
| な、なんでもないです | ||
| まぁ、聞かなかったことにしてあげる。 今日は気にするなっていうほうが無理だろうしね。 せっかくダイビングしに来てくれたのに…… 7 + | ||
| 果南さんの教育です | ||
| か、果南さんの教育の賜物です! | ||
| うんうん、よろしい♪ そんなキミに、また海の世界を案内してあげたかったんだけど…… 今日はちょっと危ないかもなぁ…… 8 + | ||
| 私は、果南さんと一緒にいられるなら、 海でも陸でもいいんだけど + | ||
| ……キミの不意打ちにも、そろそろ慣れてきたかもしれない 9 | ||
| 不意打ち? | ||
| こっちの話。 海もね、今朝は穏やかだったんだけど、 キミが来る直前に荒れ始めちゃってさ 10 + | ||
| そうだったんだ、私が来る前に…… もしかして、海が「今日はお部屋で大人しくしていなさい」 って言ってるのかもしれないね | ||
| あははっ♪ そうだね。 「果南はいっつも潜り過ぎ!」なんてことも言われてるかも。 昨日も暗くなるまで、ず~っと潜ってたからなぁ 11 + | ||
| 休養を勧められてる気がしてきた……。 海の忠告通り、今日は窓から眺めるだけにしよう | ||
| そうそう。 こんな日はあったかい飲み物を飲みながら、のんびりしよ。 部屋にいても、海の中を体験することは出来るからね 12 | ||
| 部屋で? | ||
| ほら見て、昨日買ったダイビングの雑誌。 海や魚の写真がたくさん載ってて綺麗でしょ? 新しい器材の情報も載ってて、読み応えあるんだ~♪ 14 | ||
| こっちのページには、世界のダイビングスポットの 人気ランキングだ。ふむふむ、10位は初のランクインか。 どこだっけ、聞いたことある場所だな…… 15 | ||
| ……果南さん、なんか平気そうだね。 海に潜れないなんて、私より果南さんのほうが残念がりそうなのに | ||
| もちろん私も残念だよ。でも、相手は自然だからね。 こっちが駄々こねても、言うこと聞いてなんてくれないんだから 16 | ||
| 落ち着いて、時が来るまでじっと待つ。 そういう心構えでいることも大切だよ 17 | ||
| 大人だなぁ…… | ||
| ふふん♪ 見直した? 18 | ||
| 惚れ直した | ||
| ゴホッ! ゲホゲホ 19 + | ||
| やっぱり人間としての器が自分とは違うな~、って…… 果南さん!? どうしたの!? | ||
| 前言撤回……やっぱり慣れないよ~…… 21 + | ||