桜内梨子/エピソード/24話 ご褒美は絶景
外觀
| 角色 | 文字 |
|---|---|
| よっ、ほっ、とりゃっ! 1 | |
| 愛ちゃん、そんなに急いだら危ないよ 2 | |
| はあ……はあ……はあ…… | |
| 淡島神社だっけ? 石段もこれだけ長いと、のぼり甲斐があるね! Aqoursもトレーニングでのぼってるんでしょ? 3 + | |
| ええ。初めてのぼった時は大変だったわ。 頂上に着く頃にはふらふらになっちゃったもの 4 + | |
| そーなの? 全然余裕そうに見えるけど 5 | |
| そりゃあ、毎日トレーニング頑張ってるもの。 余裕って言うなら愛ちゃんこそ 6 | |
| えっへへ~♪ 愛さんも毎日頑張ってますんで! あっ、3人で頂上まで競走しない? 7 + | |
| む……無理……無理です…… 脚がパンパン…… | |
| ちょ、ちょっと休憩しようか 8 | |
| つ、着いた……頂上…… はあ、はあ、もうだめ…… | |
| はい、ハンカチ。これで汗を拭いて 10 | |
| 汚れちゃう | |
| い、いや、いいよ。汚れちゃうから…… | |
| 遠慮しないで使って。 こういう時のためのハンカチなんだから 11 + | |
| ありがとう | |
| あ、ありがとう…… | |
| 飲み物も買っておけばよかったわね 12 | |
| 2人とも、すごいね。 ほんとに全然疲れてない……。 私なんて休憩挟んだのにフラフラだよ…… | |
| いやいや、さすがの愛さんも疲れてるよ。 でも、この景色見たらそういうのも吹っ飛んじゃうな 13 + | |
| 景色…… ほんとだ、海と街が見える…… 綺麗……! | |
| 素敵な眺めでしょう? 私も大好き。 こんな景色が見られるから、石段をのぼるのも頑張れるのよね 15 | |
| ここの海は本当に綺麗。 心に語り掛けて、何かに気付かせてくれるような…… そういう不思議な魅力を感じるの 16 | |
| マジでいいとこだね、梨子の地元 17 | |
| うん。本当にいいところ。 でも、私は東京から引っ越してきたから、 千歌ちゃん達みたいに『地元』とは言えないかなぁ…… 19 | |
| 梨子ちゃん…… | |
| え、沼津も梨子の地元っしょー。 そもそも『地元』って『住んでるとこ』って意味だし 20 | |
| それは……そうだけど…… 21 | |
| それにさ、街を案内してくれる梨子、 周りの景色にめっちゃ馴染んでたよ 23 | |
| 街に馴染んで、友達もいっぱいいて、 浦女でスクールアイドルもやってて、 住んでいるその土地が大好きで 24 | |
| そんならもう『地元』だけじゃなくて、 『故郷』って言っちゃっても、 愛さん的には全然オッケーだと思うよ♪ 25 | |
| 沼津が、私の故郷…… 26 + | |