桜内梨子/秘密の花園?
< 桜内梨子
角色 | 文字 |
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梨子 | …………ふぅ。今日買った本、素敵だなあ。 憧れちゃうシチュエーションばっかりだったよ〜〜 1 |
梨子 | 全部、どきどきする内容だったもの! 壁についた手、近づく顔……って、どんな感じなのかな? 2 |
梨子 | されたことないからわからないけど、 とにかく素敵なシチュエーションよね! 4 |
梨子 | ……はぁ。もう一回、読みなおそっと…… 5 |
善子 | リリ—! この前、話した堕天使の黙示録を持ってきたわよ〜。 ほんと、こういう展開の少女漫画好きよね――…… 7 |
梨子 | きゃああああーー! 9 + |
善子 | わっっ! な、な、なに大きい声をだしてんのよ。 驚いたじゃない 12 |
梨子 | お、驚いたのはこっちよ! ノックくらいして! 13 |
善子 | したわよ。気づかなかっただけでしょー 14 |
梨子 | なっ、なんでここに善子ちゃんがいるわけ!? 15 |
善子 | リリーが読みたがってた堕天使の黙示録を持ってきたのよ。 それと善子じゃなくてヨハネ! 16 |
善子 | ていうか、なんでそんなに焦ってるわけ? 17 |
梨子 | べ、べつに! 焦ってなんかないけど!? それで、ええっと、なんだっけ? 堕天使の黙示録……って、 なにそれ? 18 + |
善子 | だーかーらー! この前、リリ—が読みたがってた本だってば。 ……立ちっぱなしじゃ話しにくいわね。私もベッドに座っていい? 19 + |
梨子 | えっ……? ちょ、ちょっと待っ……ああっ! 20 |
善子 | なに、この湧き出てきた本…… 22 |
梨子 | な、なんでもないわ! そうだ、善子ちゃん、 美味しい紅茶があるからいれてあげる! 下にいこっか! 23 |
善子 | 声がうわずってるわよ…… あやしい……あやしすぎる……あとヨハネだから……! 24 + |
梨子 | な、なーんにもあやしいところなんてないわよ〜。だから、ね? いい子だからリビングでお茶しようね? ね? 25 |
善子 | やっぱりあやしいわ……なにか隠してるわね! はっ、もしかして今落ちてきた本……リリーの魔術書!? その本見せなさいよ! 26 + |
梨子 | ……あっ! だめだめ! 触らないで! いやー! そっとしておいてーーーー!! 27 + |