桜坂しずく/それが狙いです!
< 桜坂しずく
角色 | 文字 |
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しずく | せつ菜さんのお話って、 お芝居における登場人物の解釈にとても役立ちます。 興味深いです 1 |
せつ菜 | 本当ですか? 私、好きなものの話になると暴走してしまって…… 2 + |
せつ菜 | それを夜、ベッドの中で思い出して 頭を抱えてしまうこともあるんですが…… 3 + |
しずく | 私とお話してるときは、そんなこと気にしないでください! 4 + |
しずく | せつ菜さんは、私とは違う種類の物語に詳しいから、 お話が本当に参考になるんです 5 |
せつ菜 | では……この間見た、 小説が原作の映画のお話を聞いてもらえますか? 6 |
せつ菜 | ヨーロッパで、貴族の使用人をしていた少女がいました。 あるとき、貴族について行った旅先の、 古く大きな館で妖精に出会うんです 7 |
せつ菜 | 館から離れられない妖精は、 少女の話の一つ一つが面白くて仕方ありません…… 8 |
しずく | ふふっ、その妖精さん、今の私みたいですね 9 |
せつ菜 | え? 10 |
しずく | 私も、せつ菜さんのお話が面白くて仕方ないです 11 |
せつ菜 | ありがとうございます! ここからがまたワクワクするんですよ! 12 |
しずく | 続きを聞かせてください! 13 |
しずく | はあ…… とっても面白いお話でした! 15 + |
せつ菜 | あっ、すみません。 すっかり話し込んでしまって…… 16 |
しずく | いえ、私こそずっとお話をねだってしまって すみませんでした 17 + |
しずく | せつ菜さん、ずっとお話していただいたので 喉が乾いていませんか? 18 |
しずく | よかったら、帰りにちょっとカフェでも…… 19 |
せつ菜 | わあ、行きたいです! でも、カフェになんて行ったら、 また私、お話をしてしまうかもしれません…… 20 + |
しずく | えへへ、実はそれが狙いです! 21 + |
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