桜坂しずく/故事/8話 Aqoursに会いに沼津へ
角色 | 文字 |
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千歌 | はい、お茶とみかんをどうぞ 1 |
しずく | ありがとうございます。それと突然お邪魔してすみません 2 |
千歌 | ううん、いつでも大歓迎だよ! 3 + |
梨子 | でも、一人で沼津まで来るくらいなんだもの、 よほど大切な用なんでしょ? 4 |
しずく | はい。 実は、Aqoursのみなさんに お聞きしたいことがあって伺いました 5 |
鞠莉 | なになに? なんだかドキドキしちゃう 6 |
ダイヤ | わたくしたちでお役に立てるなら喜んで協力いたしますわ 7 |
善子 | 迷えるリトルデーモンを導くのも堕天使の役目、 遠慮することはないわ 8 |
花丸 | 善子ちゃんは心配でたまらないから 早くお話して欲しいって言ってるずら 9 |
善子 | 善子じゃない、ヨハネよヨ・ハ・ネ! 10 + |
ルビィ | しずくちゃん、ルビィたちに聞きたいことってなに? ルビィたちで答えられることならなんでも答えるよ! 11 |
しずく | ありがとうございます、みなさん。 ではお伺いしたいんですが、その……、みなさんは、 どのようなスクールアイドルを目指して活動を始めたんですか? 12 |
曜 | どのような……? ん~、そういうのあったっけ? ないんじゃないかな? 13 |
しずく | え? ないんですか!? 14 |
曜 | みんな千歌ちゃんに誘われたのが切っ掛けだからな〜。 もちろん今はちゃんと目標もあるけどね♪ 15 |
しずく | じゃあ、みなさんを誘ったという千歌さんは、 どうなんでしょう? 16 |
千歌 | 私? 私は、μ's! μ'sのライブを見て、私たちもあんな風に キラキラ輝きたいって思ったの! 17 |
しずく | それは、μ'sの真似から始めたということですか? 18 |
千歌 | ううん、違うよ。μ'sの真似をしても μ'sみたいにはなれないもん 19 + |
しずく | でも、μ'sのようになりたいんですよね? だったらお手本にするんじゃ 20 |
千歌 | μ'sになりたい……? 憧れって、つまりはそういうことなのかな? 21 |
千歌 | いや、でも違うと思う〜…… あれ? あれ? あれ~? 22 + |
果南 | 落ち着いて。しずくちゃんが困ってるでしょ? 23 |
千歌 | あっ、ごめんね! 24 |
しずく | いいえ…… 25 |
千歌 | あのね、μ'sは凄い! キラキラ眩しいくらい輝いてる! 私の憧れ! 26 |
千歌 | でもμ'sは、あの9人だからあの輝きを出せるんだと思う。 他の誰かじゃダメなんだよ 27 |
千歌 | だから、私たちはAqoursとして、 私たちにしか出せない輝きを見つけたいの! 28 |
しずく | 輝きですか…… 29 |
曜 | そうだね……。 千歌ちゃんの力になりたくて始めたスクールアイドルだけど、 今は私も輝きたいと思ってる 30 |
曜 | ううん、Aqoursのみんながそう思ってるよ! 31 |
ダイヤ | ええ、その通りですわ 32 |
しずく | そうですか……貴重なお話ありがとうございました 33 |
千歌 | ううん、お役に立てたならいいんだけど 34 |
しずく | もちろんすごく参考になりました。 Aqoursのみなさんの想いを聞いて、 私も、自分なりにもっと深く考えてみたいと思います! 35 |