津島善子/何よりまばゆく光るもの
< 津島善子
角色 | 文字 |
---|---|
善子 | ちょっと! なんなの、さっきから目をぱちぱちさせて。 しっかりヨハネを見なさい! 1 |
善子 | まぁ、そうなる気持ちは分かるわ。 堕天して尚、いいえ、堕天して更に 神々しさの増したヨハネを前にしたら、誰だって―――― 2 |
善子 | ステージのネオンが眩しくてたまらない? ちょっとぉ! あなたはヨハネより電飾のほうが眩しいって言うの!? 3 |
善子 | そりゃ、今日のステージは一際キラキラしていて綺麗だけど! 人間が千年かけても及ばない至高の存在が、 あなたの目の前にいるじゃない! 4 |
善子 | ……そう! そうよ、そのまま私を見てるのよ。 眷族として、いかなる時もヨハネの英姿を、 その目に映し続けなさい! 5 |