津島善子/混沌を見つめる水晶
< 津島善子
角色 | 文字 |
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善子 | では、これから占いを始めるわ。 さあ、頭を空っぽにして、この水晶を見つめなさい…… 1 |
凛 | ごくり…… 2 + |
善子 | ふふ、凛……。 あなたのこと、手に取るようにわかるわ…… 3 + |
善子 | このヨハネには、すべてお見通し…… 4 |
凛 | あれれ? 5 |
善子 | え、なに? 6 |
凛 | この水晶、砂がついてるにゃ! 7 |
善子 | ええ!? 9 |
善子 | ちょっと、そんなことあるわけ…… 10 |
善子 | きゃー! 砂まみれじゃない!! 11 |
善子 | そ、そういえば、浜辺での練習のときに 持って行ったんだった…… あの時についたんだわ…… 12 |
善子 | あーん、こんなはずじゃ…… 13 |
凛 | 大丈夫だよ、善子ちゃん。 凛がとってあげるから 14 |
善子 | こんなのカッコ悪いわよぉ…… 15 + |
善子 | い、いつもはこんなことないのよ? いつもは暗く寒い部屋の奥で この世の混沌(カオス)を見つめてる水晶なんだからね!? 17 |
凛 | か、混沌(カオス)ー!? そんな危なそうなもので占ってもらって、 凛は大丈夫なの……? 18 |
凛 | あと、善子ちゃんも持ってて大丈夫なの? なんか、呪われたりしないの? 19 |
善子 | 私は大丈―― 20 |
善子 | ふっ……このヨハネが持っていれば、大丈夫なのよ。 ヨハネの魔力で、水晶ごときの呪いは抑えられるの。 ……あとヨハネだからね 21 + |
凛 | す、すごいにゃー! 22 |