海の上の大熱戦/第4話
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角色 | 文字 |
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曜 | うわー! ここすごい! トランポリンだ! 楽し~っ♪ 1 |
海未 | ひゃあっ! ちょ、ちょっと曜、 そんなに跳ねないでください、バランスが……きゃああ! 2 + |
曜 | あっ、ご、ごめん、大丈夫? つかまって 4 + |
海未 | はぁ、はぁ……ありがとうございます 5 |
果林 | 先に行くわね~♪ 6 + |
しずく | 失礼します! 7 + |
曜 | あっ! しまった 8 + |
海未 | すぐそばで起こったトラブルにも全く動じないとは……! 私達も行きますよ、曜! 9 + |
曜 | うん! 待て~! チームニジガク~っ! 10 + |
真姫 | あなた達もお互い敵同士だって忘れてない? 11 |
花丸 | はぁ、はぁ、はぁ、かき氷、 絶対食べるずら~……! 12 + |
果林 | この階段、結構急ね。 気を抜くと踏み外しそう。しずくちゃん、気を付けて。 足元が不安なら手をついて下りてもいいわ 14 |
しずく | は、はい! 波の揺れもあって、ちょっと怖いですね。 ゆっくり下りれば気にならないのかもしれませんが…… 15 + |
しずく | ほかのお客様もいらっしゃいますから、 あまりスピードを出すわけにもいきませんし…… 思った以上にやりにくいです 16 + |
果林 | けど、まだ落ちも転びもしてないわ。 歩調もそこまで乱れてないし、 しずくちゃんはバランス感覚がいいのね 17 |
しずく | そんなことないですよ。本当はすごく不安です。 一歩踏み出すだけでも恐る恐るといった感じで 18 + |
しずく | でも、体の軸はそこまでぶれている感じがしなくて…… 部活でやっているトレーニングの成果でしょうか 19 |
果林 | そっか、しずくちゃんは同好会のほかに 演劇部でも柔軟や筋トレをしているんだったわね。 しっかりその効果が表れているんだわ 20 + |
しずく | 嬉しいです。 私、ちゃんと成長できているんですね 21 + |
果林 | そうね。成長を実感できるって嬉しいものよね。 あ、そこ水たまりがあるわよ 22 + |
しずく | わっ、ほんとだ……! ありがとうございます 23 + |
果林 | 次は飛び石のアトラクションね。 よっ、と、ほっ 24 |
しずく | 果林さんも、スタートからずっとしっかりした足取りで 進んでいますよね。揺れにも動じないし、さすが果林さんです! 25 |
果林 | ありがとう♪ でもね……実は私、ハジメテじゃないの 26 |
しずく | 初めてじゃない……とは? 27 |
果林 | 水上アスレチック。前に雑誌の撮影で体験したことがあるのよ。 ここと同じような作りのアスレチックで、 遊ぶ様子を撮ってもらったわ 28 |
しずく | そうだったんですか。 経験者の果林さんとペアを組めているなんて、とても心強いです! 29 |
果林 | うふふ♪ どんなことでも、役に立つ日は来るものね。 ほかのみんなには悪いけど、 経験値の差を存分に発揮させてもらうわ♪ 30 |
果林 | 幸い、私達はまだ海に落ちていないから、体は乾いてる。 水着でもやっぱり濡れているほうが重いからね。 ほかの2チームよりちょっぴりだけど有利よ♪ 31 |
果林 | このまま一度も海に落ちずにゴール♪ …………えっ? えっ!? うわぁっ!? 32 + |
しずく | か……果林さ――ん!! 33 + |