海の上の大熱戦/第5話
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角色 | 文字 |
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真姫 | くっ……この丸太の橋みたいなアスレチック、 ぐらぐらして全然安定しない…… 1 |
果林 | 今までで一番やっかいかもしれないわね…… 2 |
花丸 | 滑らないようにしようとすると、 体に力が入って余計進めないずら…… 3 |
果林 | 困ったわ。 さっき落ちてロスした分を早く取り返さないといけないのに 4 |
真姫 | ふぅん……。それなら慎重に進んであげるわ。 無理に急いだら丸太が揺れて、 後ろを歩くあなたがまた落ちちゃうかもしれないしね 5 |
果林 | あら、意外と策士。 でも私を押さえてもしずくちゃんが―― ――うわぁっ!? 6 + |
果林 | は、花丸ちゃん? なんでいきなりそんなところつかむの……? 8 |
花丸 | ごごご、ごめんずら、果林さん……! 何かにつかまらなくちゃって思って、つい……! 9 + |
果林 | そ、そうね。気持ちは良くわかるわ。 けど脇腹はやめて……ひいぃ、くすぐったい、うわっ 10 + |
真姫 | きゃあ! な、なんで私をつかむのよ! 11 + |
花丸 | ひー! 落っこちるずらぁ! 12 + |
花丸・真姫・果林 | わ~~っ!! 13 + |
海未 | はぁ……はぁ……先頭を走るのは曜としずくの2人。 どうにか追いつかなくては―― ――きゃあっ!! 15 + |
真姫 | 危ない! 16 + |
海未 | うぐっ! ま、真姫……ありがとうございます。 危うく落ちるところで…… あ、あなた、もしかして落ちたのですか!? 17 + |
真姫 | 巻き添えにされてね。 まったく……みんなそんなにあのかき氷が食べたいわけ? 18 |
海未 | ま、まぁ、滅多に食べられるものではないですからね。 必死にもなるでしょう 19 |
真姫 | 海未もね。わざわざこんな勝負で食べる人を決めなくても、 みんなで普通に注文すればいいじゃない。 数が気になるならシェアしたっていいんだし 20 |
真姫 | 美味しそうなものを見て心が躍るのは、 何も恥ずかしいことじゃないと思うけど。 ほんと、そういうところ素直じゃないわよね、海未は 21 |
海未 | うぐ……素直じゃないのは真姫のほうではありませんか。 最初はあまり勝負に乗り気ではなかったようなのに、 今はしっかり楽しんでいるでしょう? 22 + |
真姫 | た、楽しんでなんかいないわよ! 負けるのが嫌なだけ! ほら、ぐずぐずしてたら追いつかれるわ。 行くわよ! 23 + |
真姫 | 次は滑り台……ずいぶん長いわね 24 |
海未 | でもその分、アスレチックの広範囲を占めているようですね。 先頭までの距離も一気に縮められそうです! とうっ! 25 |
真姫 | 私もここまで来たら最後までやり切るわ 26 |
真姫 | えいっ! うわ、結構スピード出る……! わ、わ…… 27 + |
真姫 | ……ふふふ♪ やっほ―――♪ 28 |
海未 | ………… 29 |
真姫 | ……あっ 30 |
海未 | 楽しいですね? 31 |
真姫 | 楽しくないわよ!! 32 + |