矢澤にこ/パフェか、あんみつか
< 矢澤にこ
角色 | 文字 |
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店員 | お待たせしました、 チョコレートパフェと、フルーツ白玉あんみつでございます |
しずく・にこ | わぁ……! 1 |
しずく | にこさんのチョコレートパフェ、とっても美味しそうですね 2 |
にこ | そういうしずくはフルーツ白玉あんみつ。 なかなか渋いチョイスね 3 |
しずく | もうじきお月見ですから。 季節感を大事にしようかと思いまして 4 |
にこ | それじゃ、早速いただきましょうか 5 |
しずく・にこ | いただきまーす! はむっ! 6 |
にこ | うーん、とろけちゃう! ベリー風味のチョコレートムースもいい感じね~ 7 + |
しずく | 白玉あんみつも負けてませんよ。 フルーツと白玉、夢の共演です 8 |
にこ | ふぅん? そうなんだ? 9 |
にこ | はむっ! うん、さっぱりとしたのど越し。 あんみつも悪くないわね 12 + |
しずく | ああっ、私の白玉! にこさん、ひどいです! 13 |
にこ | 分かってるわよ。わざとやったの 14 |
しずく | わざと? 15 |
にこ | しずくはお月見といったら、何を思い浮かべる? 16 |
にこ | そう……お月見といったら、お月見泥棒よ。 お月見には必ず、お月見泥棒が現れるものなの 17 + |
にこ | だから私は白玉を盗んだ。 季節感を大事にしたいというあなたに 協力してあげたってわけ! 18 |
しずく | むーっ! 苦しい言い訳です! にこさんが食べたかっただけですよね! 19 + |
にこ | まあ……そうともいうわね 20 |
しずく | にこさんはずるいです…… 私は母からそんなことはしてはならないと、 小さい頃から、きつく言われて育てられました…… 21 |
しずく | それを平然とやってしまうなんて! 私もいつかやってみたい。 そう思いながらこれまで生きてきたのに! 22 |
にこ | それは大げさじゃない? 23 |
しずく | しかし、これは千載一遇のチャンス…… 私も今日ばかりは、お月見泥棒を演じさせていただきます! 24 |
にこ | あっ、私のパフェ! 25 |
しずく | はむっ! うーん、まさにパーフェクト! カカオの香りがたまりません! 私、あんみつかパフェ、どっちにしようか迷ってたんですよね~ 26 + |
にこ | えっ、あんたも!? 27 |
しずく | じゃあ、にこさんも? 28 |
にこ | ええ。だったら最初から…… 30 + |
しずく | シェアすれば、よかったですね…… 31 |