矢澤にこ/故事/12話 ライバル登場!?
外觀
| 角色 | 文字 | |
|---|---|---|
| かすみちゃん! にこさんのソロライブを見に来てくれたんだね | ||
| べ、べべ別に見に来たっていうわけじゃ…… そう、たまたま通りがかっただけです! 1 + | ||
| にこさんのソロライブ、最高だったよね! かすみちゃんも見ててそう思ったでしょ? | ||
| む~っ、先輩ったら! 最高っていうか、ほどほどによかったって感じですっ。 にこ先輩、無事に終わってよかったですね! 2 + | ||
| 間違ってるわよっ! ほどほどじゃなくて、 宇宙一かわいいニコニーだけの最高のソロライブだったニコ♪ 4 + | ||
| そうですか~?? かすみんだったら、 もーっとかわいいパフォーマンスになったのになぁ♪ 5 + | ||
| ありえないんですけど! ニコニーの方がかわいいんだから、 かすみよりかわいいパフォーマンスできてるに決まってるでしょ! 6 + | ||
| だまってないで、あんたも何か言いなさいよ! 7 | ||
| 何か言いなさいよ……って、もしかして私に言ってるの? | ||
| 当然よ! ニコニーとかすみ、 どっちのほうがかわいいと思ってんのよ! 8 | ||
| ど、どっちって言われても…… | ||
| 先輩~っ、かすみんのこと選んでくれますよね? ね? 10 | ||
| 絶対! ニコニーを選ぶに決まってるでしょ? 11 | ||
| 二人ともかわいいよ! | ||
| ええ~っ!? そんなの困るよ……! | ||
| にこさんもかすみちゃんも、二人とも同じくらいかわいいよ!! | ||
| はぁああ!? ニコニーのかわいさが、かすみと同じわけないでしょ! 12 | ||
| そうですよ! かすみんが一番だって! はっきり言わないと、にこ先輩には伝わらないんですから! 13 | ||
| なんですって~っ!? 14 | ||
| どっちかと言えば…… | ||
| 二人のうち、どっちかと言えば…… | ||
| ちょっと待って! 適当に選ぶのやめてくれない!? 圧倒的にニコニーがかわいいに決まってるでしょ! 15 + | ||
| 違います~。 先輩はかすみんが圧倒的にかわいいと思ってるけど、 にこ先輩に気を遣って、言葉を濁してるんですよっ 16 + | ||
| んなわけないでしょっ! 17 | ||
| 二人とも誤解だよ、落ち着いて! | ||
| (ううっ、これじゃドロ沼だ……) | ||
| そうだ! さっきソロライブを見てて思ったんですけど…… 18 | ||
| ソロ曲の中で、 こうやって腕をぐるっと回す振りがあったじゃないですか 19 | ||
| ……それがどうしたのよ 20 | ||
| にこ先輩のパフォーマンスはちょっと体操っぽいっていうか~、 もっとかわいくすることができたと思うんですよねっ 21 + | ||
| そんなことないし! ニコニーのかわいさがちゃんと出てたもの。かすみなんて、 ニコニーのパフォーマンスを真似できないんじゃない? 22 + | ||
| うっ……にこ先輩の方が、 ダンスはちょびっと上手いかもしれないですけど…… でもでもかすみんだったら、もっとみんなを魅了できたと思うんです! 23 + | ||
| それに、にこ先輩。 一曲目のウィンク、両目閉じてたじゃないですか! 24 | ||
| きーっ! なんでそこまで見てるのよっ! たまたま失敗しちゃっただけでしょ! 25 + | ||
| うーん…… | ||
| あのね。かすみちゃんの話を聞いてて思ったんだけど…… | ||
| かすみちゃんって、にこさんのことが大好きなんだね! | ||
| は……? 26 | ||
| かすみちゃんはずっとにこさんの話をしてるし、 ライブでの様子もばっちり覚えてるもん。 それって、大好きじゃないとできないことだよね! | ||
| う……ちっ、違います! 28 | ||
| にこ先輩のこと好きだなんて一言も言ってません! にこ先輩がかすみんと比べて見劣りするから、 目につくって言ってるんですっ 29 | ||
| み、み、見劣りする……ですってぇ!? そんなの、こっちが言うセリフなんだから!! 30 | ||
| むむむむむっ! 31 | ||
| うぬぬぬぬっ! 32 | ||
| そ、そんなに二人でにらまなくても…… | ||
| ふんっ!! 33 | ||
| と、とりあえず二人とも深呼吸! 深呼吸して! | ||
| 困ったなあ……どうしたらいいんだろう!? | ||